暑くなると、わが家の救世主となるのがそうめん
すぐに茹でられるし、簡単に料理ができるところも助かるよね
ただ、お中元でも頂くことが多くて、食べ切れないので、友人におすそ分けすることも多いのですが、、、
実は先日、親戚の子供とそうめんを食べていたら、妙に色付き(ピンク・緑・赤・黄色)の麺を欲しがることがありました。
自分のことを思い返してみても、確かに色付きの麺が食べたくて、姉とケンカしたことあったな〜なんて思い出しました。
そこで、ふと思ったのですが、「このそうめんの中にある色付きの麺って何であるんだろう?」
特別な味が付いていた記憶はないし、まったく検討がつかなくないですか?
私自身がすごく気になったので、そうめんに色付きの麺が入っている理由を5社の製麺会社に問い合わせてみました。
色付きの麺が入っている理由は4つ
ただ、単純に私がそうめんを食べていて気になっただけなのですが、これを知っていたら子供に自慢できるなと思ったので、5つの製麺会社に問い合わせてみました!
こんな私の他愛もない質問に、丁寧に教えて下さって担当の方に感謝致しますm(_ _)m
その製麺会社の方々の話だど、、、
色付き(ピンク・緑・赤・黄色)の麺が入っている理由は、4つあります!
- 彩りや清涼感を演出
- 子供に喜んでもらうため
- 風味を楽しんでもらうため
- ひやむぎのマネ
<彩りや清涼感を演出>
やはり白色だけよりも華やかになるので、見た目で楽しむという理由です!ピンクの麺は、たいてい食紅といった無味無臭で安全な素材で色づけされています。
特にお祝いの席では、縁起がいい紅白の組み合わせは好まれ、結婚式の吸い物の具に使ったり、お正月料理のエビフライの衣に使ったりすることもあるようです。
暑い夏に食べることが多いそうめんなので、白の中にピンクや緑・赤・黄色などの色付きの麺が入ることで、清涼感を演出しているという理由もあるようです^^
<子供に喜んでもらうため>
彩りを楽しんでもらう部分にも似ているのですが、戦後の貧しい食卓に製麺会社の方が、子供の喜ぶ顔がみたいということから始まったそうです。
これは本当に製麺会社の方のホッコリするようなアイデアですよね〜。
確かに私自身も、そうめんの中にピンクや緑の麺が入っていると嬉しかったのを覚えています!
ただ、実際には色付き麺が食べたいために、兄弟の争奪戦が繰り広げられているというのは、製麺会社の方も想像してなかったでしょうね(笑)
<風味を楽しんでもらうため>
一般的には、無味無臭の食紅で色付けされているケースが多いですが、風味を楽しんでもらうために、ピンクや赤は梅、緑は抹茶、黄色は卵などで色づけし、目でも舌でも楽しめるという理由です。
しっかりと味付けされているものは、梅なら梅の風味を感じられ楽しみが増えそうですね。
ただ、実際にはそんなにたくさんの本数が入っているわけではないので、風味を感じるというところまではなさそうです。
私は梅が苦手なので、余計なことをしてくれたな〜という印象です。
<ひやむぎのマネをした>
これが1番分かりやすい理由で、元々はひやむぎがそうめんと区別するために、色つきの麺をひやむぎの方に数本入れていました。
製造者の方でさえ、簡単に見分けるのが難しいために、色付き麺が入っているのが「ひやむぎ」、入っていないが「そうめん」と区別したようです。
この色付き麺が入っているひやむぎが人気を集めたため、そうめんも真似をしたのです!
そうめんが真似してしまっては区別が付かなくなってしまうので、そうめんとひやむぎの違いが何かないか調べてみました。
→そうめんとひやむぎの違いって何?実は7つの大きな違いがあった!
<おまけ>五色そうめん
そうめんのことをずっと調べていると、何とも色鮮やかなそうめんがありました!
そうめんの中に数本が入ってるなんてものじゃありません!
一束全部が色づけされた一色のそうめんです。
色は、白・ピンク・緑・茶・黄色の五色になっていて、並べるとすごくキレイです。
これは、愛媛県が発祥の五色そうめんという名前のそうめんで、江戸時代に8代将軍徳川吉宗や朝廷にも献上されていた程、歴史のあるそうめんだそうです。
元々は、白いそうめんを製造していましたが、8代目当主の娘の一言で五色そうめんが生まれることになります。
それが、神社へのお参りの際に下駄に絡まった五色の糸を見て言った一言。
「そうめんにも色をつけてみたら?」 はい、これで五色そうめんの誕生です。
他の地域ではあまり目にすることはないと思いますが、愛媛県では贈り物にされたりとポピュラーなものです!
まとめ
そうめんに色付きのピンクや緑の麺が入っている理由は、4つの理由があります。
- 彩りや清涼感を演出するため
- 子供に喜んでもらうため
- 風味を楽しんでもらうため
- ひやむぎの真似
子供のころは、よくこの色付きの麺が自分のお皿に欲しくて、姉とケンカしたのを覚えています。
あなたの食卓では、こんなことにならないようにそうめんを楽しんでくださいね♪
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