親戚が遊びに来た時にお蕎麦を出したところ、薬味の長ネギを、「長ネギは生で食べられない」と拒否されてしまいました。
子どものときから麺類や納豆の薬味として生の長ネギを食べることに慣れていた私は、びっくりしました。
でも確かに、慣れていない人にとってはかなりクセのある味・香りかもしれません。
そこで今回は、長ネギを生で食べられるかどうか?おいしくいただくための下処理やレシピについて調べてみました!
長ネギは生で食べられるの?
長ネギは、生で食べることができます。
上が緑で下が白というなかなか気の利いた配色の長ネギ。
一本で緑黄色野菜と淡色野菜の栄養素が取れる、とっても気の利いた野菜なのです。
それぞれの部分の栄養素を詳しく見てみましょう。
長ネギの白い部分の栄養素
長ネギの白い部分を生で食べるとネギ特有の辛味を感じますが、これは硫化アリルという成分のためです。
【硫化アリルの健康効果】
- 血液サラサラ効果
- 血糖値を低下させる効果
- ビタミンB1吸収を促進する
- 体を温める効果
長ネギの白い部分には、こんなに健康効果があるのですね。糖尿病予防にもなるとは知りませんでした。
薬味として白い部分を使う場合、私は辛味抜きをしないで使っています。
好みもあるとは思いますが、例えば納豆の場合だと、ネギの辛みで納豆のにおいが少し爽やかになる感じがするんですよね。皆さんはいかがでしょうか?
長ネギの緑色の部分の栄養素
一方、緑色の部分の代表的な栄養素はβ-カロテンです。
【β-カロテンの健康効果】
- 抗酸化作用
- 免疫の強化
- 粘膜・皮膚の健康維持
長ネギの緑色の部分は、アンチエイジングにも効果的なんですね。
緑色の部分は白い部分ほど辛味がないので、まだ食べやすいのではないでしょうか。
薬味の色合いとしても、白だけではなく緑色が入っている方が、なんだかおいしく見えませんか?
長ネギの下処理
生で食べるにせよ加熱調理するにせよ、長ネギを食べるためには下処理が必要です。
続いては、長ネギの下処理方法をご紹介していきます。
まず基本は…2つです。
<長ネギの下処理の基本>
- きれいに洗って土を丁寧に落とす。
- 料理に合った切り方をする。
それでは、1つずつ詳しく見てみましょう。
きれいに洗う
これは、どの食材にも言える基本的なことですね。
ネギは、収穫されるまでは土の中に埋まっていた作物ですので、泥や土がついている場合は流水できれいに洗いましょう。
スーパーなどではきれいな状態で販売されていることが多いですが、農家の方からお裾分けなどでいただりする新鮮な長ネギほど、泥つきのことが多いですよね。
まずは、丁寧に汚れを落としましょう。
料理に合った切り方をする
切り方に関しては、まず「根元を切り落とす」のが最初の手順。
その後は、用途によって、切り方が変わってきます。
- ネギそのものを食材の一つとして食べる場合
- 薬味として使用する場合
ネギそのものを食材の1つとして食べる場合
大きめに切って、火を通して食べることが多いです。
- 焼きネギ → 長めに切る。
- すき焼き、煮物 → 幅広めで斜め切り、千切り。
すき焼きのネギは大きい方がおいしいですね。汁の味がしみ込んで、ネギの甘味をしっかり味わえます。
薬味として使用する場合
薬味として使う場合は、白髪ネギ、小口切り、みじん切りなどが適しています。
他の食材のおいしさを引き立たせる脇役ですので、あまり存在感がありすぎてもいけません。
豆知識として、白髪ネギの作り方について、動画つきの説明がありましたのでシェアします!

