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【保存版】粗熱を取る時間の目安とは?粗熱の意味・取り方・時短のコツまで徹底解説

粗熱を取る 時間

料理本やレシピでよく目にする「粗熱を取る」という表現。何となく冷ますことだと理解していても、どれくらいの時間で、どんな状態を指すのかを正確に説明できる人は少ないのではないでしょうか?
この記事では、「粗熱とは何か」から「粗熱を取る時間の目安」「正しい取り方」「時短のコツ」まで、料理初心者でもわかりやすく徹底解説します。

「粗熱を取る」とは?意味と目的を正しく理解しよう

「粗熱」とは?

オリーブオイルをひとまわしの解説によると、「粗熱(あらねつ)」とは、料理が加熱直後の高温状態から、ある程度温度が下がった段階を指します。
一般的には、手で触れて「少し温かい」と感じる40〜60℃前後が目安です。

なぜ粗熱を取る必要があるのか?

粗熱を取る目的は主に以下の3つです:

「冷ます」と「粗熱を取る」の違い

「冷ます」=完全に常温または冷たい状態にするのに対し、「粗熱を取る」=まだ温かさが残る段階で止めることを意味します。
この違いを理解すると、料理の仕上がりがぐっと変わります。

粗熱を取る時間の目安

粗熱が取れるまでの時間は、料理の種類・季節・容器の厚みによって変わります。
くらなるによると、以下のような一般的な時間が目安です。

料理の種類 目安時間(常温) 補足
小鍋・炒め物 約15〜30分 鍋をコンロから外し、蓋を取って冷ます
煮物・スープ 約30〜60分 液体が多いため、やや時間がかかる
焼き菓子・ケーキ 約1時間前後 焼き上がり後、型から外して置く

季節による違いとして、夏場は+10分、冬場は短縮される傾向があります。

「粗熱が取れた」サインの見極め方

手で容器の外側を触ってみて「温かいけれど持てる程度」ならOK。
感覚的にはお風呂より少しぬるい(約45℃前後)が目安です。

粗熱の正しい取り方|手順と注意点

粗熱を取る際は、次の3つのコツを意識しましょう。

また、Cook Memoでは、「直風を避けて自然放熱させること」が風味を損なわないポイントだと解説されています。

食中毒を防ぐ温度帯

調理後の食材は20〜50℃の間が菌が最も繁殖しやすい温度帯です。
2時間以内には完全に冷ますか、冷蔵保存に切り替えましょう。

ラップをかける?かけない?

湿気を逃がしたい場合は「かけない」、乾燥を防ぎたい場合は「軽くずらしてかける」が基本です。

時短で粗熱を取る方法(安全に早く冷ますコツ)

粗熱が残ったまま冷蔵庫に入れると庫内温度が上がり、他の食品を傷める原因になるため注意が必要です。

料理別|粗熱を取る時間の具体例

料理名 粗熱を取る時間 ポイント
カレー・シチュー 約30〜60分 常温で冷ましてから冷蔵庫へ
唐揚げ・炒め物 約15〜20分 油分を飛ばして保存性アップ
煮卵・煮物 粗熱が取れてから味付け たれがよく染みる
ケーキ・クッキー・パン 約1時間前後 湿気を防ぐため網の上で冷ます

粗熱を取るときのよくある疑問Q&A

Q1: 粗熱を取るのにどれくらい待てばいい?
→ 料理の種類によりますが、15〜60分が目安。触って持てる程度になれば十分です。

Q2: 急いでいるときはどうすればいい?
→ 金属バット+氷水+扇風機の合わせ技で時短できます。

Q3: 粗熱を取らずに保存するとどうなる?
→ 容器内で結露が発生し、菌が繁殖しやすくなるため要注意です。

Q4: 電子レンジ・冷蔵庫で冷ますのはアリ?
→ 冷蔵庫は粗熱が取れてから、電子レンジは再加熱にはOKですが冷ます用途には不向きです。

まとめ|粗熱を取る時間は“料理の種類と季節”で変わる

粗熱を取る目的は、味と安全性を守ること。
時間よりも「手で触って判断する温度感」が大切です。
正しい粗熱の取り方を身につければ、料理の仕上がりもぐっと美味しくなります。

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