最近は朝からバタバタと時間に追われている私ですが、たまーにのんびりできる空き時間があると時間のありがたみを感じます。
普段当たり前のように過ごしている「時間」は、見えないものだからこそ貴重に思えてきますよね。
滋賀県には、「時間」に関係する漏刻祭というお祭りがあり、当日は時計業界の関係者も多くお参りされます。
珍しいお祭りなので、こちらでご紹介していきます。
アクセスしやすい場所にあり敷地も広いので、子供さん連れで散歩がてら行かれるのもおすすめです。
まさしく時間も忘れて過ごせるはずですよ♪
漏刻祭2019と基本情報
日程:2019年6月10日(月)
開催場所:近江神宮
電話番号:077-522-3725
住所:滋賀県大津市神宮町1-1
祭りのスケジュール
2019年6月10日(月) 11:00〜12:20 本殿にて
漏刻祭とは
漏刻祭(ろうこくさい)は、日本で時刻の制度を定めた天智天皇をたたえて開催されるお祭りです。
近江神宮の祭神である天智天皇、歴史の授業で習ったのを思い出されたかもしれません。
天智天皇は大化の改新で古代国家の基礎を作り上げ、671年4月25日に日本で「時間」という考え方を確立しました。
その後私達が使っている太陽暦に置き換えられて、毎年6月10日に開催されています。
6月10日は時の記念日。漏刻祭には、時計業界の関係者も数多く参加し、時計業界の発展、社会の繁栄が祈願されます。
【時の記念日】毎年、6月10日に近江神宮で行われる漏刻祭では、時計業界関係者より新製品の時計が奉納されます。 当社からは、ちはやふる時計レッド・ゴールド、クレパス柄トケイ限定BOXを奉納させていただきました。 #近江神宮 #時の記念日 #ちはやふる #クレパス柄トケイ #漏刻祭 pic.twitter.com/7yOHVbzjdE
— 時計専門店タイムステーションNEO (@timestationNEO) June 10, 2017
時の記念日ゆかりの祭典、漏刻祭は今年も6月10日11時より斎行されます。時計関係者のご奉仕はシチズン時計株式会社役員の方々、舞楽は「八仙(はっせん)」が奉納されます。
当日は時計館は無料公開、古代火時計には線香に点火し実演されます。https://t.co/bdCAuYfYMO pic.twitter.com/16Y2OPlLUO— 近江神宮 (@oumijing) May 15, 2017
本日6月10日、時の記念日ゆかりの祭典、近江神宮漏刻祭が斎行されました。微妙な天候のもと、時計の献納など時計関係奉仕者の行事の途中までは、なんとか中央斎庭を通ってご奉仕いただくことができました。https://t.co/kh32ujp66X pic.twitter.com/QkR6z7K47J
— 近江神宮 (@oumijing) June 10, 2018
漏刻祭の見どころ
漏刻祭の見どころを紹介していきたいと思います。
古代国家にタイムスリップ
本殿で開催される奉納では、時計業界の関係者がその年の自社の新製品を神前にお供えします。
古代王朝の装束を身にまとっているので、はるか昔にタイムスリップしたかのように感じますよ。
袿袴(うちきはかま)姿の采女(うねめ)と呼ばれる女性を従えて歩く姿も、趣があります。腕時計とかけ時計を奉納することになっています。
その後、舞楽が奉納されます。美しい舞に目を奪われます。
漏刻=水時計
天智天皇の時代の時計というと、水時計を指します。
漏刻は水時計のことで、近江神宮にも漏刻が設置されています。
天智天皇の時代の漏刻については、全く文献が残っておらず不明です。けれども中国の文献を元にした江戸時代の日本の文献があり、それを元に製作されました。
構造としては、4段水槽が並べられていて水槽の上段から水が流れ落ちる仕組みです。
最下段の水槽には矢が浮かべてあり、流れ落ちる水の量によって浮き上がります。
矢についた目盛りを読んで、時刻を測ります。昔は現代のように水道がなく、水と一緒にゴミが流れ落ちてきて詰まったりと、なかなか思うように時刻を知ることができなかったようです。
近江神宮の漏刻も実際に見てみてくださいね。
アクセス情報
漏刻祭のアクセス情報を紹介していきます。
電車
JR湖西線 大津京駅から徒歩約20分
あるいは
京阪電車 近江神宮前駅から徒歩約9分
駐車場情報
近江神宮に専用駐車場がありますので、そちらを利用してください。
漏刻祭当日は無料ですが、年末年始は有料になります。
収容台数:200台
料金:無料
交通規制について
特に交通規制はされませんが、現地の指示に従ってください。
漏刻祭に参加した人の感想
漏刻祭に参加した人が感想を寄せていますので、ご紹介します。
神前に奉納されたメーカーから贈られた新型の時計は、その後どう扱われるのか知りたい。 先端の技、小宇宙に魅せられて 近江に流れる悠久の時間:朝日新聞デジタル https://t.co/GA8KeaMiuq #時の記念日 #漏刻祭 #天智天皇 #漏刻 #水時計 #大津市 #近江神宮
— Bluesky (@harutona2) June 10, 2017
おはようございます🎵#時の記念日
天智天皇ゆかりの近江神宮では漏刻祭がおこなわれる
近江神宮と言えば最近話題になった「ちはやふる」でも注目されてたハム🐁
日本人の几帳面さを表す定刻とか時間厳守とか!世界に誇れる事やけど、先ず安全第一があっての話
良い日になりますようにワン🐕🐕🐕 pic.twitter.com/kaOCm2IGaa
— とりあん (@torian48) June 9, 2018
今日は「時の記念日」。 いつなんどき、なにが起きるか解らない時代、時間は大切にしないとね。 #時の記念日
— まりもっこり (@marimokkori2005) June 10, 2018
「近江神宮によると、時の記念日は671年に天智天皇が近江大津京に漏刻(水時計)を設置したという日本書紀の記述をもとに1920年に定められ、漏刻祭は41年に始まった。」
<伝統>は、このようにして新たにつくり出されてきたのだなあ。— トーレ@狼がドアの前で待ってる (@torewolf) June 10, 2017
まとめ
漏刻祭2019は、2019年6月10日(月)に開催されます。
671年に、天智天皇が日本で初めて定めた「時間」にまつわるお祭りで、毎年多くの時計業界の関係者がお参りされます。時計業界の発展、社会の繁栄を祈願します。
古代国家の装束に身を包み奉納される姿は、まるでタイムスリップしたかのようで面白いですよ。
何気なく過ごしている「時間」に想いをはせに、是非行ってみてください。
近江神宮にある漏刻も必見です。時間と自然のつながりを改めて感じられますよ。
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