奈良公園といって思い浮かべる動物といえば、やはり鹿ですよね。鹿公園とも呼ばれる奈良公園では、鹿が悠々と歩き回り、まるで放し飼い状態なんです。
こちらのサイトでは、その奈良公園で鹿が出没する時間と、鹿が大好きな鹿せんべいの秘密についてお伝えしてあなたに素敵な思い出を作っていただきたいと思います。
鹿はいつ行けば会える?
鹿に会うには、昼間の方がいいでしょう。朝の8:30頃からみなさんの目につくところに出てきて、夕方ごろまでいます!
奈良公園では、約1200頭の鹿が保護されていますが、夜間は、1ヶ所に集められているので、残っているのは、はぐれてしまった鹿くらい。
めっきり少なくなってしまいます。
鹿と触れ合うには?
奈良公園では、鹿が縦横無尽に歩き回っていますが、「ただ見ているだけではつまらない」という方におすすめなのが、鹿せんべいです。
鹿せんべいは、その名前だけに鹿の大好物なんです!
奈良公園では、鹿せんべいの売店が至るところにありますが、その前にも必ず鹿が陣取っているんですよ。鹿せんべいを購入すれば、鹿はすぐさま近づいてくるはず。最も身近な触れ合いとなることでしょう。
ですが、好物に目がない鹿たちは、続々と近づいてきます。せんべいがなくなってもついてきたり、せんべいを束ねてある紙片までむしゃむしゃむしゃ。怖がって泣いているお子さんもよく見かけますので、気をつけてくださいね。
鹿せんべいとは?
鹿せんべいとは、丸い形状の薄いせんべいのことで、鹿の大好物でありおやつなんです。奈良公園では、至るところに売店があり、1束10枚150円で売っています。材料は「米ぬか」と「小麦粉」で出来ています。
鹿せんべい自体は、奈良公園内の露店が買うことができ、だいたい鹿が出没する10:00〜16:00ぐらいの間でやっています。ただ、観光着が少ないの冬の時期などはやってないことがありますので、注意が必要です。
「奈良の鹿愛護会」が許可した数社のみが製造することができ、売り上げの一部は、鹿の保護活動に役立てられています。
鹿に触れ合うイベントはある?
特別イベント「小鹿公開」
春に妊娠期を迎える鹿ですが、毎年4月には約200頭が「鹿苑」に収容され、7月頃まで出産・誕生を迎えた赤ちゃん鹿がお母さん鹿と安心して過ごせるように保護されています。そんな愛らしいバンビちゃん達を身近に見られる貴重な機会です。
鹿苑で保護された母子鹿は、初夏には苑外でも見られるようになります。母鹿について歩く子鹿の姿は微笑ましいものですが、母鹿は子鹿を守ろうと必死ですから、気が立っていることもあります。むやみに近づかないようにして見守ってあげてくださいね。
春日大社内境内「鹿苑」
【アクセス】JR・近鉄奈良駅より市内循環バスで「春日大社表参道」下車徒歩約7分
なつの鹿寄せ
ナチュラルホルンの音色で鹿を呼び寄せるこのイベントは、奈良の風物詩ともいえるでしょう。大きなラッパのようなホルンの音を聞きつけて集まってきた鹿には、ごほうびに好物のドングリが与えられるんですよ。無料ですので、気軽に足を運べそうです。
春日大社内飛火野
【アクセス】JR・近鉄奈良駅より市内循環バスで「春日大社表参道」下車徒歩徒歩すぐ
鹿の角切り
秋におこなわれる、雄壮で迫力たっぷりの角切りは元々、江戸時代に始まったものです。立派に伸びた角を切ってしまうのは、勿体ないようですが、人と共生する中でうまれた行事で、奈良らしいとも思えます。
春日大社内境内「鹿苑」
【アクセス】JR・近鉄奈良駅より市内循環バスで「春日大社表参道」下車徒歩約7分
鹿苑公開
鹿の保護施設で、春には妊娠期の鹿、夏には保護・収容されている鹿、秋~冬にかけては角の伸びた鹿を柵越しに見ることができます。見学は無料ですが、保護されている鹿のエサ代として100円程の協力金を呼びかけられています。
まとめ
奈良公園の鹿との触れ合い方についてこれまでご紹介してきました。
鹿が出没するのは昼間(8:30〜17:00頃)ですが、小鹿公開、なつの鹿寄せ、鹿の角切り、鹿苑公開といったさまざまなイベントでも鹿と触れ合うことができるんですね。
鹿の大好物、 鹿せんべいをあげつことで密に鹿と触れ合えそうです。是非、楽しんでみてくださいね。
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