もうすぐ暑い夏がやって来るという時期に見られるホタル
私達が楽しみにしているほのかな光を放つホタルは、成虫のホタルなんです!
トンボの幼虫は「ヤゴ」、モンシロチョウの幼虫は「アオムシ」といった具合に、幼虫の時の名前があったりします!
子供との会話の中で、ホタルの幼虫の名前ってなんて呼ぶのか気になったので、調べてみました^^
ホタルの幼虫の名前と合わせて、生態も調べることができたので、併せてご紹介します♪
夏〜summer〜もうすぐ暑い夏がやって来るという時期に見られるホタル
私達が楽しみにしているほのかな光を放つホタルは、成虫のホタルなんです!
トンボの幼虫は「ヤゴ」、モンシロチョウの幼虫は「アオムシ」といった具合に、幼虫の時の名前があったりします!
子供との会話の中で、ホタルの幼虫の名前ってなんて呼ぶのか気になったので、調べてみました^^
ホタルの幼虫の名前と合わせて、生態も調べることができたので、併せてご紹介します♪
テレビを見ていた子供から突然に聞かれたこと、、、
「お父さん、ホタルの幼虫の名前って何ていうの?」
「え〜っと、、、、なんだろうね〜」としか、答えれませんでした^^;
自分でも気になったので、図書館で本を借り調べてみました。
調べてみた結果、ホタルの幼虫は水ボタルっていうそうです!
これは、江戸時代にホタルの生態を調査した人が水中で暮らし、幼虫でも光を放つ姿を見て名付けたといわれています。うまく表現してますね^^
ヘイケボタルやマドボタルの幼虫を、ウジボタル(蛆蛍)とよぶ地域もあるようです。
ホタルの幼虫の名前を調べて、図書館で本を借りてくると、ホタルの生態・成長が興味深いなと思ったので、併せてご紹介したいと思います^^
実は、ホタルは短命だといわれていますが、それは成虫になってからのことです!
ホタルは成虫になるまでに約1年過ごし、成虫になってから約2週間を全うするのです。
ここでは日本で代表的なホタルとされる、ゲンジボタルとヘイケボタルについてご紹介していきますね♪
|
<ホタルの成長過程> ①交尾 ↓ 4~5日 ②産卵 ↓ 約30日 ③幼虫 (7月中旬~下旬) ↓ 約30日 ④脱皮 ↓ 約10ヶ月 ⑤上陸 (4月中旬~5月下旬) ↓ 40~50日 ⑥さなぎ ↓ 2~3週間 ⑦成虫 (ゲンジボタル: 6月、ヘイケボタル: 7月) |
【生態を補足します】
①繁殖活動では、メスが葉っぱで弱い光を放ち、オスが強い光を放ちながら飛び交います。私達がホタルと言っているのは、この時期を指していることが多いですね。
光はお尻にある発光器から出しています。ホタルの光には、天敵への威嚇や警戒・コミュニケーション・刺激を受けた反応の意味があるといわれています。
②産卵は、川岸や水辺にある岩、木の根もとに生えている苔に産み付けられます。水分が多い場所に産卵することで、大切な卵が乾燥しないようにという狙いがあります。
卵の大きさは0.5mmと非常に小さいです。真珠のような色をしています。この時、ほとんどのオスは命尽きています。メスは産卵後、2~3日で命尽きます。
ゲンジボタルは6~7月に1匹で約500個、ヘイケボタルは7~8月に1匹で70個産卵します。
③不透明だった卵が透明になり、内部にいる幼虫の頭、体の模様が透けて見えるようになります。このような状態になると、卵が孵化して幼虫になります。
孵化してすぐの幼虫は、体長約1.5mmと非常に小さい姿をしています。孵化するとすぐに水面へ向かい、水中の生活が始まります。
水中では、昼間は安全な石の下などに潜り込んでじっとしています。逆に夜には活動的になり、カワニナ、タニシといった巻き貝や土中の生物を食べて過ごします。
④体の色が薄い灰褐色から濃い灰色に変わり、白い体が出てきます。これから計6回脱皮して、成長していきます。4回目の脱皮で、体長1cmくらいになります。
春になっても体が小さいホタルもいます。これは成長が遅いためで、このような場合はもう1年水の中で暮らします。
体の色が変わるシーンを動画で共有してくださっている方がいますので、見てみてください♪ ※虫が苦手な方は見るのを避けた方が良いと思います。
⑤雨上がりの夜に光を放ちながら上陸し、5cmくらいの深さの土に小さいくぼみをつけて頭から潜り込んでいきます。これからは、エサを食べることはありません。
くぼみでは自分の部屋を作ります。体から出した粘液で土の壁を固める姿は、熟練した大工さんのようですね。
カビが発生する所、水がたまる所、乾燥した土に繭を作ることはしません。
⑥背中が割れ、白い色のさなぎになります。発光器も大きくなるので、光が強くなります。
⑦夜にホタルの成虫は誕生し、草の上に移動します。これから2週間程の間に、子孫を残そうと光を放ちながら活動します。
因みに、ホタルは卵の段階から一生を通して光を放ちます。
ホタルの幼虫の名前は、水ボタルといいます!
地域によって違う呼び方もありますが、水中で暮らし、幼虫でも光を放つ姿をうまく表現していますよね^^
ホタルは、交尾、産卵を経て、孵化、上陸、さなぎから成虫になります。約1年の間に目まぐるしく姿を変えて、あの優しい光を見せてくれるんですね!
ぜひ知識をつけたところで、お近くのスポットでホタル鑑賞してみてはいかがでしょうか?^^
コメント