ヘルシーさが魅力で、日常の食事に取り入れている人も多い玄米。
通常、玄米は薄い茶色ですが、中に緑色の玄米が混ざっていることがあります。
緑色と聞くと、思わず連想してしまうのが「カビ」
玄米の緑色、正体はカビなのでしょうか?食べても大丈夫なのでしょうか?
今回は、緑色の玄米について調べてみました!
緑色の玄米の正体は?食べられるの?
結論から言いますと、緑色の玄米は食べても大丈夫です。
緑色の玄米の正体が分かると、どうして食べても問題がないかがわかりますよ。
玄米が緑色になる理由には、以下の2つが挙げられます。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#FFC107″ bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- 未熟な玄米である。
- 「緑玄米」である。
[/st-mybox]
それでは、1つずつ詳しく見てみましょう。
未熟な玄米である
収穫の時期が早く、未熟な状態で刈り取られた玄米の皮に残る葉緑素が原因の場合です。
未熟であればあるほど濃い緑色になりますが、自然の色素である葉緑素が原因なので、もちろん食べても問題はありません。
稲穂は縦に長いため、収穫の時期にすべての実が同じレベルで熟しているわけではありません。
日に当たる時間が長い稲穂の先端部分の実は熟していても、根元の実は少し成熟が遅れていたりします。
すべての実が完熟するのを待って刈り入れすると味が悪くなるため、未熟な実がまだ残っている時期に収穫します。
そのため、刈り入れの段階では緑色の玄米が混ざってしまうのです。
気温が上がらず寒い日が続いた、曇りや雨が多くて日照不足だったなんて年も、未熟な玄米が増える原因になります。
「緑玄米」である
「緑玄米」って、聞いたことがありましたか?
緑玄米はその名の通り、緑色で小粒が特徴。天然アミノ酸のGABA、食物繊維、脂質など栄養面でも優れています。
通常の玄米に比べて味や香りが勝る品種を、完熟前に収穫したものが「緑玄米」です。
というわけで、緑色の原因はやはり「葉緑素」ということになりますね。
別名「活青米(いきあおまい)」と呼ばれています。
ホクレンパールライス「よくある質問」でも、このお米のことが取り上げられています。
葉緑素が残っていても透明感があり、よく成熟しているものは「活青米(いきあおまい)」と呼ばれ、精米すると通常のお米と遜色ないため整粒として扱われます。
いずれの場合も食べていただいて 問題ありません。ー玄米について
緑玄米を専門に販売している会社もあります。<健康通販>
炊き方は白米とほぼ一緒とのことなので、玄米の炊飯に通常かかる手間と時間を考えると、大きなメリットですね!
ここまで見てきたように、緑色の正体は葉緑素だったんですね。
[st-mybox title=”参考” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#fafafa” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
「玄米色彩選別機」という、お米の色をカメラで見て、色の付いたお米や異物をより分けてくれる機械があります。
この機械を使って、緑色の玄米をより分けて販売しているところもあります。
選別に手間がかかっている分、お値段も高めになる傾向があります。
[/st-mybox]
緑色の玄米はカビではないの?
今までお伝えしてきた通り、カビではないと考えて大丈夫でしょう!
食品が緑色になっていると思わずカビを疑ってしまいますが、緑色の玄米に関しては心配する必要はありません。
でもこれは、玄米はカビない、という意味ではありません。
保存状態によっては玄米もカビます。その場合、以下のような特徴が出てきます。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#FFC107″ bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- 灰色~黒っぽくなる(緑色ではない)。
- カビくさいニオイがする。
- 手で触ってみると少し湿っている。
[/st-mybox]
玄米のカビは、見た目よりもニオイで分かることが多いようです。
カビ臭がして、見た目や手触りにも異常を感じたら、カビを疑うべきでしょう。
カビが生えた玄米は食べても大丈夫?
カビが生えた玄米は、残念ですが食べずに捨てましょう。
捨てる量によっては、もったいないので何とかして食べられないかと思う方もいらっしゃるでしょう。
精米すれば大丈夫なのでは?とも考えられますが、これはやめておいた方がいいです。
というのは、カビがどこまで浸透しているのか目視では確認できず、白米部分まで広がっている可能性もあるためです。
玄米のカビにはどんな危険性があるの?
玄米に生えたカビが、カビ毒を出している可能性があります。
カビ毒は熱に強いという特徴があり、炊飯の過程で分解されません。
そのまま食べると食中毒の原因になる可能性があります。
白米・玄米問わず「お米は、低温保存、水分厳禁、なるべく早く使いきる」。
この原則に従って、カビをはやすことのないようにしましょう。
緑色の玄米についてまとめ
[st-kaiwa1] 今回は、緑色の玄米について調べてみました![/st-kaiwa1]
まとめると…
[st-midasibox-intitle title=”まとめ” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]
- 緑色の玄米の正体は、未熟な玄米または緑玄米。
- 玄米の皮に残る葉緑素が原因なので、食べても問題ない。
- 玄米のカビは緑色ではなく灰色~黒色。カビ臭が特徴。
- カビた玄米は食べない方が安全である。
[/st-midasibox-intitle]
緑玄米の存在、今回の調査で初めて知りました。小粒でも豊富な栄養素をぎゅっと詰め込んだ美味しいお米ということで、食べてみたくなりました。
子どもの時から食べなれているお米ですが、品種の違いだけがお米の味や栄養の決め手ではなかったのですね。
お米の世界も、なかなか深いですね(^_^)
コメント