京都のお隣、滋賀県には結構いろんなお祭りがあるのを知っていますか。中でも大津祭は、400年以上の歴史を持つお祭りです。
コンチキチンのお囃子が京都の祇園祭に似ていて、よく比較されます。
町人で栄えた大津という土地柄、祇園祭よりも庶民的な雰囲気が強いお祭りです。
毎年開催される日程が変わりますので、こちらで大津祭2019の情報をお伝えします。せっかくお祭りに行くなら、存分に楽しみたいでしょう。
見どころがいっぱいあるので、詳しくご紹介していきますよ。是非、参考にしてみてください。
大津祭2019年の基本情報
日程:2019年10月12日(土)〜10月13日(日)
開催場所:滋賀県大津市にある天孫神社 と 大津駅周辺
住所:滋賀県大津市京町三丁目3-36 (天孫神社)
電話番号:077-522-3593(天孫神社)
<祭りのスケジュール>
10月12日(土)宵宮 午後1時ごろ〜午後10時ごろ
10月13日(日)本祭 午前9時ごろ〜午後6時ごろ
大津祭とは
天孫神社の祭礼で、昔は天孫神社が四宮神社とよばれていたことから四宮祭と言っていました。
400年の歴史があると言われていますが、いつ頃始まったかという明確な資料は残っていません。
祭りの起源とされるのが、江戸時代初期の塩屋治兵衛なる人の話です。治兵衛がタヌキの面をかぶり踊ったところ、人が集まってきてにぎわいました。
2年後には竹で屋台を作り、木綿を張り10年ほど担ぎ歩いていました。その後地車をつけて子供衆に引かせたのが始まりとされています。
現在活躍する13基の曳山は、どれも江戸時代に制作されたものです。みんなからくり人形がついていて、動く文化財とよばれるほどです。
大津祭の見どころ
宵宮
各曳山町に曳山が置かれていますので、ひとつひとつの曳山に近づきじっくり見ることができます。夕方からはちょうちんに灯りがともされて、趣深いです。
からくり人形は曳山から取り外されて、飾られています。各曳山では、大津祭のパンフレット、手ぬぐい、厄除けちまき、キーホルダーなどを販売しています。
手ぬぐいは各曳山ごとに違います。
私のお気に入りは、狸山。たぬきの絵が書いてあるかわいい手ぬぐいで、普段使いにしています。
そこここに、大津祭に詳しいボランティアさんがいます。
時間があれば曳山のこと、大津祭のことなどを詳しく教えてもらえるので、説明してもらうと良いでしょう。
地元ならではの話が飛び出すこともあり、興味深いですよ。
曳山町によっては、出店が出ていることもあります。
夕方からは、コンチキチンのお囃子が聞こえてきます。笛、太鼓、鉦(かね)を使って、子供から大人までが奏でます。
京都の祇園祭は雅なイメージが強いですが、大津祭では町人文化が息づいています。お囃子の合間にかけ声がかけられ、勢いが感じられます。
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