ブロッコリーはお弁当やご飯のおかず、おつまみ、離乳食など活躍の場がたくさんありますよね。
特にお弁当を作るとき、忙しい朝にイチからブロッコリーを茹でるのはなかなか大変!
そんな時に便利なのが「冷凍ブロッコリー」です。
ブロッコリーを茹でて冷凍保存しておくと、使いたい時にすぐ使えて、時間のない時にはとても助かりますよね。
今ではスーパーやコンビニでもたくさんの冷凍野菜が売られています。そこでふと疑問に思ったのが、冷凍した野菜って栄養は大丈夫なの?ということです。
みなさんも気になったことはありませんか?便利だからと言って、栄養が無くなっているのなら冷凍するのを考えてしまいますよね…。
今回はブロッコリーを冷凍すると栄養はどうなるのか、という疑問を詳しく調べてみましたよ!併せて、実はすごかったブロッコリーの栄養についてもお話しします♪
ブロッコリーの栄養は冷凍するとどうなるの?
結論から言うと、ブロッコリーを冷凍しても栄養はあまり変わりません。
1998年に公表された国民生活センターの調査があります。
テストの内容は、4社の冷凍ブロッコリーの栄養と生鮮ブロッコリー(四訂日本食品標準成分表の値)の栄養を比べるといったものでした。
冷凍ブロッコリーの栄養素 | 生鮮ブロッコリーと比較した値 |
---|---|
鉄分 | 減る |
ビタミンA | 少し減る |
ビタミンB1 | 少し減る |
ビタミンC | 少し減る |
カルシウム | ほぼ変わらない |
このテストによれば、冷凍ブロッコリーの栄養価は、冷凍していないものと較べても全体的に大きな違いはありませんでした。
多少栄養価が下がったとはいえ、栄養は無くなってしまわずにしっかりとありました!
冷凍したからといって、栄養面の心配はしなくて良さそうです。
冷凍しても栄養が失われない理由
ではなぜ冷凍しても栄養が失われないのでしょうか?
以下のような理由があります。
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- 収穫後すぐに冷凍するから
- 旬の時期に冷凍しているから
- 急速冷凍をしているから
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<収穫後すぐに冷凍するから>
普段買っているブロッコリーは、収穫してからスーパーに並び、手元に来るまでに時間がかかります。
野菜は収穫して時間がたつほど、栄養はどんどん落ちていくのです。
ですが冷凍野菜は収穫後すぐに処理され加工しているので、新鮮な状態を保つことが出来ます。
<旬の時期に冷凍するから>
冷凍野菜は旬のものを冷凍しているので、ブロッコリーが1番美味しく栄養価も高い時期のものが冷凍されます。
冷凍して栄養が多少減ってしまったとしても、もしかしたら季節外れや鮮度の落ちたブロッコリーを食べるより、冷凍されているものを買ったほうが栄養価も高いということがあるかもしれませんね!
<急速冷凍をしているから>
野菜は急速冷凍することで栄養素は損なわれにくくなります。
冷凍されてから販売まで、品質が変わってしまわないようにしっかりと管理されているので、新鮮な野菜とほぼ変わりません。
味は間違いなく生のブロッコリーの方が美味しいと言われていますが、冷凍ブロッコリーも栄養は変わらず、捨てがたいメリットがあるので、使い分けて使っていきたいですね!
ブロッコリーにはどんな栄養があるの?
ブロッコリーは、予想以上に多くの栄養素が含まれています。女性に嬉しい効果もたくさんありました!
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- ビタミンC → レモンの約2倍
- 食物繊維 → きゅうりの約4倍
- 鉄分 → かぼちゃの約2倍
- ビタミンA(βカロテン)→ なすの約8倍
- 葉酸 → トマトの約10倍
- ビタミンK → アスパラの約4倍
- タンパク質 → ケールの約2倍
- カリウム → 玉ねぎの約2倍
(100gあたりの数値)
参考:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
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ブロッコリーは多くの種類の栄養が豊富に含まれていました!
その中でも、注目の栄養素5つを詳しく見てみましょう。
ビタミンC
ブロッコリーには、レモンの約2倍のビタミンCが含まれています。野菜の中でもビタミンCの含有量が非常に多いのです。
茹でたブロッコリーを1/2株食べると、1日に必要なビタミンCが摂れてしまいますよ!
【ビタミンCの効果】
- 美肌・美白など、肌の調子を整える
- 風邪予防や免疫力を高める
- ストレス解消に効果あり
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*こんな人におすすめ*
- 美肌になりたい方
- 日頃から免疫力を高めておきたい方
- ストレスを感じている方
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ビタミンCを手軽に取れるブロッコリーは、美容と健康に最適な食べ物といえるかもしれませんね。
葉酸
続いては、トマトの約10倍も含まれている葉酸です。葉酸は、ビタミンの一種で、特に女性に大切な栄養素の一つです。
妊活中、妊娠初期、授乳中の方は特に葉酸が必要とされています。
葉酸が不足してしまうと、妊娠中の胎児が先天性奇形のリスクが高まったり、授乳中には良質な母乳が作られなくなってしまいます。
【葉酸の効果】
- 血液を作り、貧血予防に効果あり
- 便秘やうつにも効果あり
- 胎児の発育を助け、良質な母乳を作る
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*こんな人におすすめ*
- 貧血気味の方
- 妊活中、妊娠中、授乳中の方
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妊活中の方も日頃から葉酸を摂るように心がけましょうね。
また葉酸は赤血球を作る働きもあるので、貧血気味の方にも葉酸は必要ですよ。
ミネラル
ミネラルは5大栄養素の1つで、身体の働きを調節・維持するのに必要な栄養素です。
ナトリウム・カリウム・カルシウム・鉄などの種類をまとめてミネラルと呼んでいます。
中でもブロッコリーは鉄分の含有量は多く、貧血予防や疲労回復に効果があります。カルシウムも含んでいるので骨を丈夫にしたり、健康な歯を作るのにも役立ちます。
【ミネラルの効果】
- 身体の水分濃度を正常に保つ働きがある
- 丈夫な骨や歯を作る
- 貧血防止に効果あり
- 高血圧症や糖尿病の予防に効果あり
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*こんな人におすすめ*
- 偏った食生活の方
- 健康な身体でいたい方
- 貧血気味の方
- 高血圧、糖尿病を予防したい方
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ブロッコリーのカルシウムは吸収率が良いとされているので、不足しがちなカルシウムをブロッコリーから摂るのもいいのではないでしょうか。
タンパク質
ブロッコリーは、野菜の中でもタンパク質の含有量がトップクラス。
ブロッコリーが筋肉を作るのに効果的なことは、筋トレをしている人達の間では常識です。栄養価が高いだけではなく、身体を作るのに必要不可欠なのです。
【タンパク質の効果】
- 身体を作る主成分になる
- 免疫力が高まる
- 集中力・思考力を高める
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*こんな人におすすめ*
- 筋肉量を増やしたい方
- 肌や髪を綺麗に保ちたい方
- 集中力・思考力を高めたい方
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タンパク質が不足してしまうと神経伝達物質が作られず、集中力・思考力の低下につながり、身体が不調になってしまうこともあります。
身体の健康のためにも、日頃からブロッコリーでタンパク質を摂るようにしたいですね。
イソチオシアネート
イソチオシアネートとは辛味成分の1つで、アブラナ科の野菜に多く含まれています。
食べた時に“苦い”と感じる成分で、がん細胞を抑制したり、抗がん力が高まる効果があるとされ、今注目の栄養素です。
殺菌作用もあるので口内炎や虫歯などにも効果があります。
【イソチオシアネートの効果】
- がん予防に効果あり
- 殺菌作用がある
- ダイエットに効果あり
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*こんな人におすすめ*
- 健康に気を付けている方
- ダイエットをしている方
- 口の中の炎症が起きやすい方
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更に女性に嬉しい効果として代謝を高める働きもあるので、基礎代謝が高まってカロリーが消費されやすく、ダイエットにも効果ありです!
まだまだ聞きなれない栄養素ですが、これからどんどん注目される栄養素であると思うので、知っておいて損はないですよ☆
まとめ
ブロッコリーは冷凍しても栄養はほとんど変わりません。
またブロッコリーには栄養が豊富に含まれており、以下のような効能があります。
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- 身体、肌の健康を保つ
- 免疫力を高める
- 貧血防止
- ガン予防
- ダイエット効果
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日頃から健康でいるために必要な栄養素がまとめて入っているのが、ブロッコリーの魅力かもしれませんね!
ブロッコリーは少量でもたくさんの栄養が摂れるので、子どもにもぜひ食べさせたい野菜の1つです。
最近は野菜が高騰していて家計が苦しい日々ですが、冷凍野菜は時期によってそこまで値段の変動はないので、日常的に取りいれていきたいですね♪
栄養はほぼ変わらないとわかって頂けたかと思うので、ぜひ冷凍されたブロッコリーを使って、上手にラクしちゃいましょうね(^ー^)
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