野菜の知識

メロンとスイカの違い!5つの決定的な違いがあることを知ってますか?

私の娘はスイカが大好物で、離乳食の頃から甘くてシャリシャリした食感がお気に入りで、1歳になる今では切ったスイカを両手で持って漫画のようにがぶがぶと食べています笑

最近では料理レシピ検索サイトを見ると、スイカの皮を使ったアレンジレシピも数多く紹介されていますよね?!

私も浅漬けに挑戦しようと、スイカの皮を切っていて思ったのですが、スイカの皮のまわりの白い部分って…メロンに似てませんか?

青果売り場に行くと隣に並んでいることも多いメロンとスイカ。

「スイカとメロンどっちが好き?」という質問を一度はされたことがあるんじゃないかと・・・。スイカの形をした大人気のアイスキャンディーにも、味違いでメロン味がありますしね(^^)

いつも仲間のような扱いをされているメロンとスイカの違いはどんなところがあるか、いろいろ比較してみました!

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メロンとスイカの違い

メロンとスイカの違いで、決定的に違うポイントが5つあります!

  1. 食べる部位の違い
  2. 美味しく食べる切り方の違い
  3. 色の違い
  4. 育つ環境の違い
  5. 生産地の違い

それでは、1つ1つ見ていきましょう(^o^)

 

食べる部位の違い

メロンとスイカでは、実は食べている部位が違うんです。知っていましたか?

まずはそれぞれの構造をみてみましょう。

メロンやスイカのような果実は、外側から種にかけて、おもに3種類の部位にわかれます。

  • 外側の部分         ⇒ 外果皮(がいかひ)
  • 内果皮と外果皮の間の部分  ⇒ 中果皮(ちゅうかひ)・胎座
  • 種をつつんでいる内側の部分 ⇒ 内果皮(ないかひ)

また、果実の中心部にあり種が直接くっついている部分を胎座といいます。

では、私たちが食べている部位はどこなのでしょうか?

  • メロン ⇒ おもに中果皮や内果皮
  • スイカ ⇒ おもに胎座

画像を見れば分かりますが、メロンで食べている部分は、スイカでいうと白い部分になります。

メロンを食べるとき、中心部分の種の周りはくりぬいて食べることが多いですよね。
そこはメロンの胎座にあたり、おいしい果肉の部分は中果皮にあたります。

 

スイカは種がいたるところにありますよね。種のついている胎座自体が大きいのがスイカの特徴です。甘味が少ない白い部分が中果皮なんです。

メロンもスイカも、つるが付いていた部分を上にして縦に切ることが多いですが、横に切ってみると中のつくりがよくわかります。

メロンの果皮が分厚いのに対し、スイカの果皮は薄くできています。

どちらも水分を多く含み、みずみずしく甘いフルーツですが、私たちが果肉として食べているのは違う部位だったようです。

食べるときにメロンは種をかんたんに取り除けるのに対して、スイカの種は散らばっていてめんどうなのにはこういった理由があったんですね。

 

美味しく食べる切り方の違い

メロンとスイカ美味しい切り方にも違いがありました!

メロンもスイカも甘味が強い場所が違うので、それに合った切り方をすることがポイントです(^^)

 

<メロン>

実はメロンはつるがついていた上の部分が苦く、おしりの部分が一番甘いんです。

そのため均一に甘いところがいくように切るのがオススメです。

  1. 縦半分に切る
  2. 種をスプーンなどでくり抜く
  3. さらに縦半分に切る
  4. またまた縦半分に切る ここで8等分になります
  5. おしりのほうから皮に沿って切り込みを入れる
  6. 食べやすい大きさに切る

 

<スイカ>

スイカの一番甘い部分は、みなさんごぞんじの通り中央部分です。

また、スイカを食べていて困るのが種ですよね。子供に食べさせるときもいちいち種をとるのが面倒…そういうときは次の切り方をおススメします。

  1. しま模様に対して横半分に切る
  2. 断面を上にして、種が見えるところに沿って真ん中まで切る
  3. これを繰り返し12等分にする
  4. 切れたスイカの表面に綺麗に種が並んでついているので、それをスプーンなどでスーッとくり抜く

切り方のポイント

ポイントはスイカを縦にではなく、横に切ることです。

横に切ると断面に中心から外側に3つ噴水のようなひげのようなマークがでてきます。

それは維管束(いかんそく)と言って、栄養を届ける組織なんですが、スイカの種はその維管束の先(噴水やひげの先)に中心からVの字上についています。

スイカを横に切ることによって維管束が見える状態になり、種がある場所がよくわかるようになるのです。

 

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色の違い

果肉はメロンなら緑色、スイカは赤色というのがオーソドックスですが、違う色の品種も見たことがありませんか?

それぞれどんな色の品種があるのか調べてみました。

<メロン>

● 緑色:    マスクメロン、アンデスメロン

● オレンジ色: クインシーメロン、夕張メロン

〇 白色:    ホームランメロン、キンショーメロン

 

メロンは青肉種、赤肉種、白肉種の3種があり、それぞれ多く流通しています。

青肉種はさっぱりした甘味でビタミンCが多く含まれるのに対し、赤肉種は濃厚でβカロテンを多く含みます。

<スイカ>

赤色:    祭りばやし、ひとりじめ

黄色:    おつきさま、ひまわり

オレンジ:  サマーオレンジ

〇白色:    銀世界

 

スイカで主に流通しているのが赤肉種と黄肉種です。

黄色いスイカはクリームスイカと呼ばれ、見た目が綺麗なのでギフトにも最適ですね。

赤いスイカの色素にはβカロテンやリコピンが多く含まれていて、リコピンはトマトの1.2倍もあるそうです。

 

育つ環境の違い

メロンとスイカの育つ環境については、同じウリ科だけあって似ているところが多いです!

アフリカやインドが原産と言われるメロン、アフリカの砂漠が原産と言われるスイカ。
どちらも日差しをたっぷり浴びることができ、昼夜の気温差が大きい土地を好みます。

育つ環境を、もう少しくわしく見てみましょう(^^)

 

温度について

おもに春から夏に栽培され、高温を好む野菜を高温性野菜と言うのですが、メロンもスイカもこれにあたります。

  • メロン:日中は25~30℃、夜間は23~28℃が適温
  • スイカ:日中は23~28℃、夜間は13~18℃が適温です。

湿度について

どちらも雨や湿気に弱いです。雨量が多いと、病気になったり糖度が低くなってしまいます。

 

光について

野菜の種類によって成長するのに強い光が必要なものと、逆に光に弱く日陰で育てるのが好ましいものがあります。

そのなかでメロンとスイカは陽性植物と言って、一日中日光が当たるのを好みます。

  • メロン:光飽和点 55,000 ルクス
  • スイカ:光飽和点 80,000 ルクス

<光飽和点(ひかりほうわてん)>

野菜は光合成と呼吸によって成長します。その野菜が成長するのに必要最低限の光の強さを「光補償点」、それ以上光を当てても成長が変わらない(光合成がもう起きない)光の強さを「光飽和点」といいます。

 

スイカはメロンに比べて光飽和点が高い=強い光の中でどんどん育つようですね。

 

連作障害について

同じ畑に同じ作物を続けて栽培することを連作と言います。

作物によっては連作することで必要な栄養分が足りなくなったり病気になりやすくなることがあり、それを連作障害とよびます。

連作が得意な野菜と不得意な野菜がありますが、メロンとトマトはどうでしょう?

  • メロン:輪作年限 4~5年
  • スイカ:輪作年限 5~7年

<輪作年限>

連作障害が起きないように、同じ場所で同じ作物をつくるさいにあけるべき間隔のことです。

輪作年限が「ない」ものや「1年」といった作物も多くある中で、メロンやスイカは連作には向かない作物に入ります。

 

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生産地の違い

どちらも暖かいところで収穫されるイメージですが、実は日本中で栽培されているんです。

日本で生産量が多い都道府県は、いったいどこなのでしょうか?

  メロン スイカ
1位 茨城県 熊本県
2位 北海道 千葉県
3位 熊本県 山形県

<メロン>

茨城県がトップでした!私は失礼ながら知らなかったです…。

なんと25%のシェアを誇っていて、そのほとんどが網目のきれいなアンデスメロンなどのネットメロンです。

産地としては鉾田市が有名で、土壌は水はけの良い火山灰土、海や湖に囲まれているため温暖で昼夜の気温差が大きい…メロン栽培に適した条件がそろった土地なんです。

そして実はこの鉾田市は、市町村別の農業産出額の「野菜部門」で全国1位に選ばれた、全国で一番野菜をつくっている市でもあります。

注目なのがイバラキングメロンと呼ばれる新種で、茨城の農業技術が誇る爽やかな甘さとジューシーな果肉が特徴のようです。4月から5月にかけて出荷されるようなのでぜひ食べてみたいですね!

 

<スイカ>

スイカは熊本…これは私もイメージが湧いていました。

熊本のスイカはほとんどがビニールハウスでの栽培のため、1年中おいしいスイカを出荷してくれています。早くて2月に収穫することもあるそうですよ。

また、通常は1株から2~3玉収穫するのに対し熊本では1株から1玉のみ収穫するので、甘くておいしいスイカができるようです。

そんな熊本の中でスイカの生産量が多いのが植木市です。

植木市は盆地で、昼夜の気温差が大きいのが特徴で地下水も多く湧き出ているため、農作物づくりに適した土地と言えますね。

そんな植木市で収穫された植木スイカ、私もぜひ食べてみたいです。

メロンもスイカも土壌の水はけがよく、気温差が大きい土地で多く栽培されていることがわかりましたね。

また、出荷量は果物のなかでスイカが3位で約30万トンなのに対し、メロンは8位で約14万トンでした。スイカの方が多く出荷されているんですね。

 

野菜と果物のちがい?

メロンとスイカは野菜と果物どちらに分類されるんでしょうか。

どちらも私たち消費者からすると果物として扱うことが多いですが、農林水産省では育ち方によって野菜と果物を区別しています。

メロンもスイカは1年以内に収穫が終わる木にならない植物なので野菜ですが、果物として扱われることが多いため果実的野菜と呼ばれています。

また、野菜のなかでもメロンとスイカは同じウリ科に属しています。

野菜の分類方法は植物学上や園芸上などで分け方がさまざまですが、基本的には花のかたちや遺伝的な特徴があるものは同じ科に分類されます。

ウリ科には、3つの特徴があります。

  • つるを伸ばして育つ
  • 雌花と雄花が別に咲く
  • 虫や人の手によって受粉する必要がある

カボチャ、キュウリ、ズッキーニも同じウリ科の野菜です。

詳しくは、メロンは野菜か果物かを見て頂けると子供にでも説明できるように解説しています♪

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まとめ

メロンもスイカも同じウリ科の仲間で、暖かく日光があたり昼夜の温度差が激しい場所を好む果実的野菜

今回調べてみて共通点も多いことがわかりました!

ですが、衝撃的だったのは食べている部位が違ったということでした。

メロンの果肉とスイカの白い部分が似ていると感じたのはあながち間違いではなかったかもしれません。

また、メロンやスイカを切るときはぜひ今回紹介した切り方を試してみてください。いつもと違う自分流の切りかたを考えてみるのも楽しそうですよね。

それぞれの生産量のランキングを調べたときに、ある農林水産省のデータを見たのですが、メロンもスイカも国内の生産量は年々下がっていました。

人手不足などで仕方のないことかもしれないのですが、私たちがまだ見たことも食べたこともない種類のメロンやスイカはたくさんあるんです。

農家の方々がこだわって作った、見た目もきれいで糖度の高いメロンやスイカ。

ぜひいろいろな種類や産地のものに挑戦してみましょう!

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