先日、家族で回る方のお寿司屋さんに行ってきました(^o^)
魚偏の漢字が書かれたのれんがあって、初めて知ったのが「ふぐ」の漢字でした。
家に帰り、漢字に興味を持ち出した子供と調べてみたら、、、、ふぐ、ふぐ、ふぐ、色んな漢字があるんですね(笑)
ふぐの漢字を調べてみると面白い事実もあったので、ふぐの漢字の由来も併せてお伝えします!ふぐの姿を思い浮かべると、漢字も想像しやすいですので試してみてくださいね(^^)
ふぐを漢字で書くと?
ふぐを漢字で書くと、5つもあるようです!!!
せっかくなので、覚えてみてください笑
- 河豚
- 鰒
- 魚候
- 魚屯
- 布久
ふぐの漢字の由来
<由来>
河 → 中国では、揚子江や黄河といった大河
+
豚 → ふぐのふくれた姿が豚に似ている、身の危険を感じると出す鳴き声が豚の鳴き声に似ているために、この漢字があてられたようです。
中国では、海よりも河に生息する淡水ふぐが親しまれていたことに由来しています。また、豚のように美味であるからとも言われています。
ちなみに、海豚は「いるか」と読みますので、間違えないようにしましょう。
<由来>
江戸時代に主流の漢字でした。ふぐが怒ると腹をふくらませる姿に由来します。
ただ、この「鰒」という漢字は、本来アワビを意味しますが、「フク」と音読みすることから、フグを表す漢字として使用されるようなりました。
<由来>
「候」にふくれるという意味があり、ふぐが怒ると腹をふくらませる姿に由来します。
<由来>
豚を他の字で表すと豘になります。
これに河をつけて、河豘としていましたが、魚編をつけて一文字にしたという経緯があります。
<由来>
ふぐがふくれた姿が袋のようだという見た目に由来していて、「ふく」が濁って「ふぐ」を呼ばれるようになりました。
(おまけ)どうしてふぐの刺身を「てっさ」と言うのか?
ふぐの刺身のことを関西では「てっさ」、関東では「ふぐ刺し」と言います。
でも、どうしててっさというのかは、江戸時代に語源があるようです。
ふぐは猛毒をもっており、専門の調理師さんしかさばくことはできません。命を落としてしまう人もいる程です。
江戸時代には、ふぐは命を落としてしまう程の猛毒を持っている意味で「てっぽう」ともよばれていました。そこから「てっぽうのさしみ」を略して、「てっさ」になったそうです。
調べてみたら、面白かったので、ご紹介しました(^ー^)
魚なのに漢字で書くと魚偏を使わない魚の特集
魚だからって、魚偏を絶対使うという訳ではありません。魚偏を使わない漢字のものもありますし、両方の漢字を持つものもあります。
由来とともに、どどんとご紹介していきます。
魚の名前 | 漢字 | 由来 |
---|---|---|
あなご | 穴子 | 岩礁穴や砂の中で生息するから |
いさき | 鶏魚 | 背びれのとげがにわとりの鶏冠(とさか)に似ているから |
いわな | 岩魚 嘉魚 | 岩かげや岩がある淵で生息するから |
おこぜ | 虎魚 | 見た目が醜いこと、背びれの模様から |
かます | 梭魚 | 機織り機の梭(ひ)に似ている姿から |
カンパチ | 勘八 間八 | 正面から見た時に目の上にある斜めの模様が漢字の「八」に見えるから |
①きんき | 黄血魚 | 黄色みをおびた血の色をしているから |
②きんき | 喜知次/吉次 | 朱赤色をした体色がめでたいから |
くえ | 九絵 | 体にある縞模様が生きている間に9回変化するから |
さんま | 秋刀魚 | 秋によく獲れて刀のように体が平たいから |
①たちうお | 太刀魚 | 銀白色で細長くて薄っぺらい姿が日本刀(太刀)に似ているから |
②たちうお | 立魚 | 泳ぎが得意ではなく、立ち泳ぎをして進むから |
はぜ | 鯊/沙魚 | 水中の砂地に生息するから |
ひらめ | 平目 | 体が平たいから、目の位置が側(ひら)にあるから |
ひらまさ | 平政 | 縦に入っている模様が木目にあるような直線状の柾目(まさめ)になっているから |
めじな | 眼仁奈 | 眼が口に近い姿をしているから |
もろこ | 諸子 | 子が多いから |
やまめ | 山女/山女魚 | 女性のように美しい姿をしているから、味が良いから |
わかさぎ | 公魚/若鷺 | 小さい、白くて鳥のさぎがよく食べたことから |
まとめ
ふぐを漢字で書くと、5つあります。
漢字が作られた中国と日本では、意味が異なることもあり、日本人にとっては分かりにくいことがあるんですね。ふぐが体をふくらませた様子を表している漢字もあり、興味深いです。
漢字って想像力をかきたてますよね(^^)
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