乾燥しやすい手のケアに欠かせないハンドクリーム
女性にとっては必需品だよね
ちびちび使っていたら、なかなか減らず、気が付いた時には、使用期限が間近に迫っている…そんな経験はないでしょうか。
期限内に使い切るのがなかなか難しいハンドクリーム。
手も乾くけど、かかとやひざも相当乾く。使用期限が来る前に、ハンドクリームを足に使いたいけど、大丈夫?
そんな疑問に答えるために、今回は、「ハンドクリームを足に使ってもOKか」について調べてみました!
ハンドクリームを足に使ってもOK?
結論から言うと、ハンドクリームを足に使っても問題はありません。
ハンドクリームも、足などに使われるボディクリームも、肌の保護や保湿のために使用されるクリームで、含まれる成分に大きな差はないためです。
ただし、「使って問題ない」というのは、あくまでも「安全性の上では」というお話です。
この二つのタイプのクリームが、別製品として製造・販売されているということは、当然、それぞれ、手とボディの肌質やニーズに最適化されているということです。
従って、手にはハンドクリーム、ボディにはボディクリームを使うのがベストです。
ハンドクリームを使ってはいけない場所
ハンドクリームの使用を避けた方がいい場所は、「顔」です。
顔の皮膚は、手よりも更に、外気や紫外線にさらされている時間が長く、とてもデリケート。
ハンドクリームを使うと思わぬ刺激になってしまう可能性があります。
やはり、顔にはフェイシャル専用のクリームを使ったほうが良いでしょう。
ハンドクリームを足に使う分には問題ありませんが、どこに使用しても大丈夫というわけではないのですね。
個人的には、顔にはクリームではなく、化粧水やジェルを使うことが多いです。
日焼け止めだけは、クリームを使っていますが、ちょっと重い感じで苦手ですね。
ハンドクリームとボディクリームの違い
続いて、ハンドクリームとボディクリームの違いを見てみましょう。
違いが見られるのは以下の4点です。
それでは、一つずつ詳しく見てみましょう。
値段
ボディクリームとハンドクリームの値段を、それぞれ製造・販売している有名メーカー製品を比べてみました。
メーカー | ハンドクリーム | ボディクリーム |
---|---|---|
ロクシタン | 23円/ml (3400円/150ml) | 27円/ml (5400円/200ml) |
クナイプ | 10円/ml (750円/75ml) | 6円/ml (1200円/200ml) |
資生堂 | 7円/g (885円/120g) | 25円/g (4860円/198g) |
<比較した製品> ロクシタン:シアハンドクリーム、シアリッチボディクリーム クナイプ:ハンドクリーム(グレープフルーツの香り)、グーテナハト ボディクリーム(ホップ&バレリアンの香り) 資生堂:モイスト薬用ハンドクリーム、ファーミング ボディークリーム |
こうやって見てみると、ハンドクリームとボディクリームの価格差があまり無いもの、ハンドクリームの方が高いもの、安いもの、色々なパターンがあることが分かります。
同メーカー・同ブランドで両方の製品を販売している場合、ハンドクリームの方が値段は高くなる傾向があります。
それは、ハンドクリームの方に、よりコストがかかる材料を配合していることが多いためです。
(上記の例で言えば、クナイプ)このような場合、ハンドクリームをボディクリームの代用として使うのは、ちょっともったいないですよね。
ただ、同メーカーでも異なるブランドの場合は、単純に価格の比較はできませんね。
私も、ハンドクリームとボディクリームは、同じメーカーでも別のブランドのものを使っています。
手の乾燥はそれほどでもないので、薬用の安いものを使用。
ボディの乾燥の方が気になるので、こちらにはちょっと高級な品を使用。こういう場合は、ボディクリームの方が高額になります。
実際に使用している製品を比べてみて、コスパを確かめて見て下さいね。
油分
ハンドクリームとボディクリームでは、通常、使用されている油分の性質が異なります。
ハンドクリームの方にはより硬い油分を、ボディクリームには、柔らかく伸びがいい油分が使用されています。
これは、手と体の使い方の違いに合わせてそうなっています。
手というのものは、水仕事によく使います。そのため、ハンドクリームには、より高い耐水性が必要です。
使用される油分の性質が異なるのは、そのためです。
テクスチャ
油分の違いによって、ハンドクリームとボディクリームでは、テクスチャに大きな違いがみられます。
一般的に、ボディクリームに比べると、ハンドクリームの方が硬くなっています。
手に塗るクリームの場合、使用面積が小さいため、伸びが悪くてもさほど困りませんが、体の場合は、使用面積がとても大きいですよね。
そのため、油分や他の成分を調節して、広い部分にストレスなく伸ばして使えるようなテクスチャになっています。
保湿効果
ハンドクリームは手、ボディクリームは体に最適な保湿効果が得られるように作られています。
つまり、保湿したい場所が手であれば、ボディクリームを使ったのでは、ハンドクリームを使ったほどの保湿効果は得られないということになります。
またハンドクリームをテクスチャが固めなので、体全体に塗るのは大変ですし、まんべんなく保湿するには不向きです。
でも、かかとや、足指のまわり、膝など、特に乾燥が酷いところに部分的に使う場合は、もともと皮脂が少ない手のために開発されたハンドクリームですので、高い保湿効果を期待できそうです。
ハンドクリームを手以外に使うなら…
なかなか使いきれないハンドクリーム。以下のように代用することができますよ。
- 髪の毛のお手入れに
- ボディクリームとして
- 靴ずれ予防に
- 妊娠線予防クリームとして
こちらも一つずつ、詳しく見てみましょう。
髪の毛のお手入れに
ハンドクリームを少量使うことで、髪の毛につやを出したり、クセを治したりすることが出来ます。
特に、ハンドクリームは、小さな容器で外出先にも持ち歩くことが多いため、出先で乱れた髪の毛を整えるのに使えて便利です。
出かける時に時間がなくて寝癖を直せなかった、まとめ髪の一部がほつれてきている、というような場合に、ワックス代わりに使えます。
ボディクリームとして
一番無理のない代用方法は、ボディクリームとして使うことです。
特に、色々なハンドクリームを試して、使いかけのものが沢山あるような場合は、一度に沢山消費することが出来ます。
ただ、テクスチャの部分でも取り上げたように、ハンドクリームは硬めなので、体に広く伸ばして使うのには、少々根気がいるかもしれません。
時間がないときには、避けた方がいいかもしれませんね。
わたしの経験上では、お風呂上りに使うのがおすすめです!
体の表面がしっとりしていて、皮膚の温度も高めなので、ハンドクリームの油分が柔らかくなって、伸ばしやすくなりますよ。
靴ずれ予防に
靴やサンダルと足の皮膚との間の摩擦を軽減するのに、ハンドクリームが使えます。
新品の靴は硬くて、靴ずれを起こしやすいですよね。
また、夏にサンダルを新調した場合なども、サンダルの素材によっては、皮膚とこすれてとても痛い場合があります。
そんな時はハンドクリームを試してみてください。
妊娠線予防クリームとして
妊娠中、お腹がだんだん大きくなる間、お腹の皮膚をしっかり保湿しておかないと、肌の伸びが悪くなり、くっきりと妊娠線が出てしまいます。
妊娠線予防のためのクリームは、専用のものが販売されてはいますが、多少お値段が張るために、気前よく使うことが出来ないのが難点です。
その点、ハンドクリームであれば、手ごろな値段の物が多く販売されていますし、使い切れなかった分を代用するなら、何も遠慮することはありません。
たっぷり使って、十分に保湿してあげましょう。
ハンドクリームは一度に使う量が少ないこともあり、使用期限までに使い切れないこともよくありますよね。
ハンドクリームは、一般に、開封前であれば2~3年は使用できますが、一度封を切ったものは、半年程度しかもちません。
開封したハンドクリームを捨てずに使い切るには、以上のような方法をぜひ試して見て下さい。
まとめ
今回は、ハンドクリームを足に使ってもOKかどうかについて調べてみました。
- ハンドクリームを足に使っても問題ない。
- ハンドクリームを体に使っても問題はないが、顔への使用は避ける。
- ハンドクリームとボディクリームには、値段、油分、テクスチャ、保湿効果の点で違いがある。
ハンドクリームを手以外の場所に使うなら…
- 髪の毛のお手入れに
- ボディクリームとして
- 靴擦れ予防に
- 妊娠線予防クリームとして
今回は「クリーム」にフォーカスしてお届けしましたが、顔でも手でもボディでも、他にジェルだ、ローションだ、ミストだと、実に様々なスキンケアアイテムがありますよね。
私は、使用するメーカーとブランドが決まっているので、その中で本当に必要なものだけ買うようにしています。
が、これと言って買うブランドを決めていない場合は、買い物のたびに、クリームにするか、ジェルにするか等、悩みと迷いは尽きないのではないでしょうか。
お財布と相談しながら、それぞれのパーツにベストなアイテムを選んで、大切に使いたいですね。
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