私の秋の楽しみの一つは紅葉です。
特にイチョウ並木の鮮やかな黄色は見事なもので、キレイですよね〜
さて、イチョウと言えば銀杏です。食欲の秋ともいいますので、美味しい銀杏を食べられるのも楽しみです。
ところで、この銀杏。
茶わん蒸しなどで黄色いものを見慣れている人が多いと思いますが、緑色のものもあることをご存知ですか?
あまりにも鮮やかな緑色で、黄色の銀杏に見慣れていると、そのあまりの違いにかなり戸惑ってしまうようです。
そこで今回は、銀杏の色の違いについて調べてみました!
銀杏の色の違い
銀杏の色は、大きく分けて2つあります。
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- 黄色
- 緑色(ヒスイ色)
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黄色の銀杏
多くの人が見慣れているのは、こちらの黄色の銀杏の方でしょう。
茶碗蒸しに入っている銀杏をイメージして、「銀杏=黄色」ってなっている人が多いと思います。
ぎんなん(銀杏):①イチョウの別名。②イチョウの実。黄色で悪臭のある外種皮を土に埋めておくなどして取り去り、内部の核の仁(じん)を食用とする。 pic.twitter.com/Z1U7Sfptmk
— しりとりを終わらせるbot (@siritoriend_bot) September 2, 2018
緑色(ヒスイ色)の銀杏
「走りの銀杏」「新銀杏」と呼ばれ、収穫時期が早めの銀杏を指します。
黄色の普通の銀杏よりも食材としての価値が高く、お店で使われることが多いです。
市場に出回る時期は9月下旬から10月上旬です。
「翡翠(ひすい)銀杏」の写真
銀杏のひすい揚げ♡
秋の味〜♪(´ε` ) pic.twitter.com/PH3TT7GNwX— Rosemary (@hitohito_3) September 14, 2014
実に見事なヒスイ色ですね。そしておいしそうです!
イチョウの色の変化
さて、銀杏と言えば、秋の紅葉が見もののイチョウの木ですが、イチョウが春から冬にかけて葉の色を変えていくメカニズムについて見てみましょう。
春~夏のイチョウ
イチョウは、秋の見ごろの時期に備えて、春~夏の間も着々と準備を進めているのです。
この間、イチョウの葉はずっと緑色です。しかし、春先の緑と夏の緑には微妙な違いがあります。
春先に見られるのは、新しく生えてきた若葉です。そのため、葉のサイズも小さく、色も明るい緑色です。
だんだん気温が上昇して夏に入ると、葉の数が増え、一枚一枚の葉も大きく成長します。そして明るい緑色だった葉が、深く濃い緑色に変わっていくのがわかります。
秋~冬のイチョウ
秋になると、緑色の葉が徐々に鮮やかな黄色に変わっていきます。
これは、秋になると気温が下がり日照時間が短くなることで、葉を緑色に見せていた葉緑素が分解され、代わりにカロチノイドという黄色い色素が表に見えるようになってくるためです。
葉緑素とカロチノイドは、もともと葉の中に一緒に含まれている色素です。
気温が下がると、葉緑素が先に分解され、今まで葉の中でなりをひそめていたカロチノイドの色が前面に出てくるのが紅葉のメカニズムです。
【カロチノイドとは?】
カロチノイドとは、オレンジや黄色、赤色などを示す天然色素です。
この名前には、聞き覚えがある方も多いかもしれませんね。
トマトやニンジンに含まれている野菜でおなじみの色素です。
日本には何か所か、紅葉で有名なイチョウ並木があります。
イチョウ並木が注目されるのは、やはり、紅葉の季節である秋。
春~夏の時期に、同じ場所に立っているイチョウがどんな様子をしているのか、注意して見ている人はあまりいないかもしれませんね。
でも、イチョウは秋の見ごろの時期に備えて春~夏の間も着々と準備を進めているのです。
夏の間に葉の緑色が濃く深く変わり、一度こうして強烈な緑色になる時期があるからこそ、その後の黄色への変化が一層ドラマチックに感じられるのですね。
イチョウの色づく時期
桜前線同様、イチョウが色づいて見ごろになる時期も、縦に長い日本列島では時間差があります。
見ごろの時期は毎年微妙に変わりますが、概ね以下のようになっています。
北海道・東北 | 10月下旬~11月初旬 |
関東 | 11月~12月 |
九州 | 12月 |
ちなみに、全国の紅葉が見ごろになる時期を予測したマップが発表されています。
昨年のものは、<秋旅前にチェック!日本全国 紅葉の見頃予想2017>ーDiGJapanでチェックできます。
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金運アップで人気の京都の「御金(みかね)神社」は、季節になるとイチョウの木が黄金色になり、その時期に参拝するとより一層金運アップになるとか。
もし興味がある人は、ぜひ訪れてみてください。
アクセス方法は、「【京都駅から御金神社へのアクセス】交通機関での行き方を徹底解説!」をご参考にどうぞ。
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まとめ
今回は、銀杏の色の違いについて調べてみました。
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1.銀杏には、黄色と緑色(ヒスイ色)の2色がある。
2.緑色の銀杏は「走りの銀杏」「新銀杏」と呼ばれ、収穫時期が早めのものを指す。
3.緑色の銀杏の方が食材としての価値が高く、お店で使われることが多い。
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また、イチョウの葉の色の通年変化とそのメカニズム、紅葉が見ごろになる時期についても見てみました。
イチョウ並木、私にとって一番お馴染みなのは、やはり北大構内のものでしょうか。
この時期の北海道は、秋というには寒く、冬というにはまだ暖かい独特の空気感が漂っていて、とてもいい雰囲気です。
全国にある他のイチョウ並木は、残念ながら写真でしか見たことがありません。
いずれイチョウ並木巡りの旅なんて、やってみたいですね!
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