静電気キライ
パパは、本当に静電気嫌いだよね。
フワフワした肌触りが大好きで、寒い冬には羽毛布団と一緒に毛布も一緒に使います。
ただ、空気が乾燥しているときは、静電気が起こることがよくあるので困るときがあります。
静電気のビリビリを経験すると、毛布を使いたいのに使うのが怖い!なんて思ってしまいます。
そこで、毛布の静電気を除去する方法&防止する方法がないのか、どうして静電気が起こるのかをご紹介します。
毛布の静電気を除去する方法
家にあるもので静電気を除去する方法ってあるかな?
どこの家にもあるもので、カンタンにできるよ。
「この毛布、いま触ったら絶対ビリビリするはず!」なんて時のために、4つの静電気除去方法をお伝えします。
それでは、一つずつ見てみましょう。
布用消臭スプレーを吹きかける
毛布の静電気は消臭スプレー(ファブリーズ、リセッシュなど)を吹き掛けることで除去することができるんです。
消臭スプレーは水分を含んでいるので、乾燥した状態になっている毛布に吹き掛けることで静電気をうまく逃がすことができます。
手にハンドクリームを塗る
毛布の静電気を防ぐには、ハンドクリームで自分の手を保湿することも効果的です。
ハンドクリームで静電気を除去できるということはあまり知られていないですよね。
ハンドクリームの成分に入っているグリセリンには水分を保つ効果があり、電気を逃がす役割をしてくれます。
また、効果の持続時間も8時間程度あるとも言われているので、かなり期待できますね。
柔軟剤スプレーを吹きかける
毛布の静電気除去には、柔軟剤をスプレーするのも効果的です。
柔軟剤を吹き掛けることで、繊維のすべりがよくなって、摩擦が少なくなり、静電気の発生が少なくなります。
この場合、柔軟剤は原液のまま吹きかけるのではなく、水で薄めて使用します。
<柔軟剤スプレーの作り方>
- 水:100ml
- 柔軟剤:5滴
スプレーボトルに入れて、よく振り混ぜます。
自宅でも簡単に作ることができますし、お好きな柔軟剤の香りで作れますので、オススメです。
市販の静電気除去スプレーを使う
その名の通り静電気を除去してくれるスプレーで、一番簡単に毛布の静電気を取ることができます。
どこで売っているのか気になるときは、通販サイトで「静電気防止スプレー」「静電気除去スプレー」と検索すればすぐに見つかります。
静電気除去スプレーは毛布に使用するだけではなく、服に使用するなど、日常的に様々な使い方ができて便利です。
毛布の静電気を事前に防ぐ方法
つづいて、毛布の静電気を事前に防ぐ方法を見てみましょう。
3つの方法をおススメします。
- 静電気が起こりにくい環境をつくる
- 洗濯の際に柔軟剤を使って仕上げる
- クリーニングに出して静電気除去加工をしてもらう
こちらも、1つずつ見てみましょう。
静電気が起こりにくい環境をつくる
静電気を防止するには、部屋の湿度を60%程度にキープするのが、効果的です!
静電気対策用品の通信販売をしている会社のホームページに下記の記載がありました。
湿度が高ければ、静電気の発生量は少なくなります。逆に湿度が低いと静電気の発生量は多くなります。
これは、湿度が高くなると物質の表面の吸着水分量が増すため表面の電気伝導性が向上し、電荷漏洩の速度を速めるからです。
簡単に言うと、水は電気を通しますので、
「水分が物質の表面に多くあると、物質に発生した静電気をすばやく分散してしまう。」ということです。
空気中に沢山の水分があると、静電気の逃げる場所が多くなるので、静電気がたまらずに済むってことですね。
加湿器を使うのはもちろん、濡れタオルなどをハンガーにかけることでも部屋の湿度を上げることができますので、うまく調整しましょう!
そもそも静電気が起きない環境にしておけば、毛布にも静電気がたまることはありません。
柔軟剤で仕上げる
洗濯の際に、柔軟剤で仕上げることによって、毛布の静電気を事前に防ぐことができます。
柔軟剤には以下の2つの効果があります。
- 摩擦が減って静電気の発生が少なくなる
- 界面活性剤が電気を流してくれる
静電気が起きる原因は「繊維の摩擦」です。
柔軟剤で仕上げることによって、繊維のすべりが良くなり、摩擦を減らして、静電気の発生を少なくできるのです。
また、柔軟剤に含まれる界面活性剤は、繊維への吸着性にすぐれているので、繊維の表面を覆います。
その繊維を覆っている界面活性剤が、空気中の水分とつながって、電気を流す性質と持っているので、静電気が発生してもすぐに流れ出ていきます。
柔軟剤は使い方を間違えると、逆にやっかいなものとなりますので、柔軟剤の正しい使い方を知っておくと良いです。
<毛布の洗濯について>
大きくてかさばる毛布は、洗濯するのも一苦労ですね。
まとめて何枚もしっかりと洗える、コインランドリーの利用を検討してみるのも良さそうです!
毛布を洗う場合は、洗い方や洗剤など気をつけるべきことがありますので、洗濯表示を事前にチェックするようにしましょう。
クリーニングに出して静電気除去加工をしてもらう
最近ではクリーニング店で、静電気防止加工を施してくれるんですね!
今回毛布の静電気対策について調べていて、はじめて知りました。
追加料金がいりますが、静電気を防止することができ、毛布以外にも服やコートなどにも施すことができるそうです。
まだあまり一般的でないかもしれませんが、静電気にお悩みの方は、一度、試して見るのも良いかも。かなりの効果を期待できるかもしれないですよ。
ただ、小さな子どもがいたらなかなか毛布を持ってクリーニング屋に行くのって大変なので、宅配クリーニングに頼むのがオススメです!
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静電気が起きるメカニズム
前述しましたが、毛布の静電気の原因は「繊維の摩擦」です。
ただ、どんな繊維でもこすり合わせれば静電気がおきる、というわけではないようです。
簡単に言うと、「プラス(+)の電気を帯びやすい繊維」と「マイナス(-)の電気を帯びやすい繊維」がこすり合わされると、静電気を起こします。
アクリルやポリエステル製の毛布は、よく静電気がおきるイメージがありませんか?
これらの素材はどちらもマイナス(-)に帯電しやすい素材なのですが、意外にも単体では静電気は発生しないそうです。
アクリルやポリエステルに、プラス(+)の帯電しやすい素材(ウール、ナイロン、髪の毛など)が加わることで、はじめて静電気が起こります。
毛布そのものが原因ではなく、パジャマやタオルケット、掛け布団カバーの素材との組み合わせによって静電気が起こっていたのは意外でした。
参考URL:冬のぱちぱち静電気を防ぐコツと3つの対策ー花王
静電気のおきにくい毛布も市販されている!
静電気の起きにくい毛布というのも市販されています。
静電気の起きにくい毛布は、普通の毛布と同様の素材が使われていますが、毛布自体に静電気を抑制(防止)する加工を施されているために、どんな組み合わせでも、どんな環境でも快適に使えるようにされているんです。
色々と対策を取るのが面倒だという方は、こちらの購入を検討してみるのはいかがでしょう。
まとめ
毛布の静電気を除去するには、4つの方法がありました。
- 布用消臭スプレーを吹きかける
- 手にハンドクリームを塗る
- 柔軟剤スプレーを吹きかける
- 市販の静電気除去スプレーを使う
また、事前に防止する方法は、以下の3つでした。
- 静電気が起こりにくい環境をつくる
- 洗濯の際に柔軟剤を使って仕上げる
- クリーニングに出して静電気除去加工をしてもらう
どの方法も割と簡単に、すぐにでも行える方法が多かったです。
面倒な時は、「静電気のおきにくい毛布」を買ってしまうというのも有りですね。
静電気が起きるメカニズムもわかったので、毛布の静電気を防ぐだけではなく、他の場面での静電気対策としても役立ちそうです。
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