パスタを多めに茹でてしまって食べきれず、適当に保存しておいて後で食べてみると…
「不味い…ボソボソしてる…」
面倒くさがりあるあるですね。。。
他にも、家族が帰ってくる時間に合わせてパスタを用意していたら、予想より遅く帰ってきてしまい、せっかくのパスタが残念な味に…なんてことも。
パスタの食感の劣化。これは、麺がのびてしまうからなのでしょうか?
もしそうだとすれば、茹でた麺がのびるのを防ぎ、さらにもとの美味しい味に復活させて食べることは可能なのでしょうか?
気になったのでパスタののびるのを防ぐ方法、おいしく保存するコツも調べてみました!
パスタがのびるのを防ぐ方法
茹でた後のパスタは、ソースの有る無しに関わらず、のびてしまいます。
これは、茹で上がった麺自体が水分を含んでいるため、ふやけて麺のコシがなくなってしまうという現象です。
パスタがのびるのを防ぐ方法には、2つのポイントがあります。
- パスタを茹でる時
- パスタが茹で上がってから
それぞれの段階で、麺がのびるのを防ぐために気をつける点をまとめてみました。
パスタを茹でる時のポイント
麺がのびるのを防ぐポイントは、茹でるときに麺に熱が通り過ぎないようにすることです。
具体的に言うと、以下の2つの方法があります。
方法①
茹でる時間をアルデンテの場合よりもさらに短くし、食べる直前にもう一度茹で直す
この方法は、ランチタイムに大量のパスタ料理を提供しなければならないイタリア料理店などでも取られている方法です。
方法②
茹で上がり直前に、お湯の温度を下げる
完全に茹で上がる直前に氷などでお湯の温度を下げることにより、それ以上パスタに余分な熱が通ることを防ぐ、いわばパスタの熱の通り具合をベストの状態で止める方法です。
参考URL:秘伝開陳!伸びにくいパスタの茹で方ークックパッド
パスタが茹であがってからのポイント
茹で上がってからのポイントは2つあります。
ポイント①
ソースは食べる直前に麺と合わせる
ソースの水分で麺がふやけるのを防ぐためです。
ポイント②
食べるまで少し間があく場合は、麺にサラダオイルやオリーブオイルを絡めておく
この場合、食べる直前に麺を温め直して、ソースと合わせて食べます。
茹でる段階で少し固めに茹でているので、温めなおしても火が通りすぎることもなく、それほど麺ののびを気にせずにおいしくいただくことができるでしょう。
まぶしたオイルのカロリーやべとつきが気になる…という方は、温めなおしの際、電子レンジではなくお湯を使って、余分な油を洗い流すといいでしょう。
パスタを作り置きする場合
茹でたパスタを作り置きしておきたい場合も、基本的に押さえるポイントは同じです。
つまり、
- 麺は固めに茹でる。
- 茹でたパスタのお湯をきっちり切る。
- 麺が冷めないうちにオイルをまぶす。
一人暮らしをしていた頃、某団体の食品デリバリーを利用していて、調理済みパスタもしばしば購入していました。
レンジ調理品だったり、解凍後にフライパン調理したりする製品でしたが、調理後のパスタは十分においしいお味でした。
ぜひ自分でも作り置きパスタに挑戦したいと思うのですが、自宅で茹でたパスタでも、同じように美味しさを保った状態で保存できるのでしょうか?
作り置きパスタの保存方法
作り置きパスタを翌日まで、あるいはもう少し長く保存する方法は2つあります。
- 冷蔵保存:短期間の保存の場合
- 冷凍保存:長めに保存して、常備食にしておきたい場合
冷凍保存は、無類のパスタ好きで、いつでも気軽にパスタを食べたい人にとっては必須のテクニックですよね。
作り置きの手順と途中までは同じで、③から保存の手順になります。
① 麺は固めに茹でておく。
② オイルまたはソースを絡める。
③ 一食分をまとめてラップで密閉するなどして乾燥を防ぐ。
④ 冷蔵庫または冷凍庫で保存。
デリバリーで購入していたパスタ製品も、すでにソースを絡めた状態の麺を冷凍したものが多かったです。
このような方法で保存すれば、自前の茹で麺で作り置きパスタを用意しておくことができて便利ですね。
作り置きパスタを復活させる方法
冷凍もしくは冷蔵で保存した作り置きパスタを復活させる方法は3つあります。
- 電子レンジで温める。
- フライパンで炒める。
- お湯で茹で直す。
ソースを絡めて保存してある場合は、茹で直しは不可ですよね。電子レンジか、フライパン調理で復活させましょう。
そそっかしい私がやりそうなミスは、冷蔵保存の際、オイルをまぶすのを忘れて麺がくっついてしまった…というもの。
こんな場合、どうしたら?と思い調べてみたら、バターを麺に載せて電子レンジにかけるという方法を見つけました!
参考URL: 昨日の残りパスタがよみがえるパスタ蘇生術ークックパッド
まとめ
今回は、パスタがのびるのを防ぐ方法とおいしく保存するコツについて調べてみました。
まとめると…
- 麺は固めに茹で、茹で上がったらオイルをまぶして保存する
- 作り置きする場合は、茹でた麺にオイルまたはソースを絡めた状態で冷凍・冷蔵保存する
- 作り置きパスタを復活させるには、電子レンジ・茹で直す・フライパンで温める等の方法がある。
保存の際、オイルで和えるのを忘れた場合は、バターと一緒にレンジでチンするというテクニックもぜひ活用してみて下さい。
麺に余分な熱を通さないために、お湯の温度を調節するという方法は斬新でした。
学生時代に化学の基礎実験で、化学反応の速度を遅らせるためにフラスコの中の温度を下げるというやり方がありました。
「料理はサイエンス」という誰かの言葉を思い出した今回のテーマでした!
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