魚介類の中でも、特に身近な貝類「あさり」
潮干狩りという夏恒例のイベントもあり、あさりを使った料理を食べることは割と多いような気がします。
そんなあさりの下ごしらえとして欠かせない「砂抜き」。
これに失敗すると、せっかくの料理が「じゃりっ」という砂の舌触りのお陰で台無しになってしまいますね。
そこで今回は、誰も失敗しないあさりの砂抜きについて調べてみました!
失敗しないあさりの砂抜き<準備編>
まず、基本的にあさりはすべて砂抜きしましょう!
潮干狩りで採ってきたものはもちろん、スーパーで買った「砂抜き済み」と書かれているものでも、砂抜きすることが望ましいです。
見た目だけでは、どの程度きちんと砂抜きがされているのか分かりませんし、砂抜き済と思って調理してみたら、「じゃりっ」なんてこともあり得ます。
それでは、しっかり準備から始めましょう!
砂抜きの塩水について
あさり300gに対して、塩水は次の分量を目安として下さい。
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- 水:300ml
- 塩:9~10g
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水道水を使う場合は、事前にカルキ抜きを行います。
手順は簡単、水道水を一晩ため置きします。時間がない場合は、汲んでから最低でも1~2時間はおいて使いましょう。
砂抜きに使う容器
あさりの砂抜きに使う容器としてはバットが定番ですね。
特に、バットに浅めのザルがセットでついているタイプのものは、あさりをザルの上に並べることで、吐いた砂が網の隙間からバットの中に落ち、カゴ上の他のあさりがその砂を吸うのを防ぐことができるので、おすすめです。
バットがない場合でも、他の物でも代用可能です。例えば…
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- 食器の水切りカゴ
- ザルとタッパーを組み合わせる
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要は、ザルのようなものと、その受け皿的なものを組み合わせれば大丈夫!
我が家では通常バットを使いますが、1つしかないので他の料理に使っている場合があります(^▽^;)
そんな時は代用品で済ませています。
上手に砂抜きするコツ
作業開始の前に、上手に砂抜きをするコツをいくつかおさらいしておきましょう。
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- 死んでいるあさりは取り除く
- あさりを重ねない
- 適温(20℃)程度を保つ
- 薄暗いところで塩抜きする
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<死んでいるあさりは取り除く>
砂抜きする前によくあさりの状態を観察して下さい。
- 砂抜き前なのにすでに口が開いている
- 触るとカラカラという軽くて高い音を立てる
このような状態のものがあったら、死んだあさりの可能性が高いです。砂抜き前に取り除いてしまいましょう。
<あさりを重ねない>
これは、あさりが吐いた砂を他のあさりが吸い込んでしまうのを防ぐためです。
あさりを重ねずに並べるためには、砂抜きに使う容器は平らなものが望ましいです。砂抜きに使う容器としてバットがいい(特にザル付き)のは、そのためです。この目的にかなうものであれば、前述のように代用品でもOKです。
<適温(20℃)程度を保つ>
低温だと貝が不活発になります。砂抜きの適温は20度程度を目安にしましょう。
<薄暗いところで塩抜きする>
あさりは普段、砂の中にいるのが基本で、暗い場所を好みます。塩水と一緒に容器に入れたあとは、新聞紙などをかぶせて薄暗い環境を作ってあげましょう。
失敗しないあさりの砂抜き<実践編>
それではあさりの砂抜き実践編に移ります。
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- スーパーで買ってきたあさりの砂抜き方法
- 潮干狩りで採ってきたあさりの砂抜き方法
- 時短であさりの砂抜きをする方法
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それぞれ、所要時間や使う水の温度なども変わってきますので、状況に合わせて、適切な方法を選んで下さい。
スーパーで買ってきたあさりの砂抜き方法
スーパーで買ったあさりを砂抜きする機会が一番多いでしょうね。
以下の方法で、砂抜きしてください。
【材料】
- 水:300ml
- 塩:9~10g
- あさり:300g
【手順】
- あさりを砂抜き容器に入れる。
- 塩水は「ひたひた」レベルに調節する。
- 新聞紙などをかぶせて冷暗所で保存。
- 砂抜き時間は最低でも2~3時間。できれば5~8時間程度。
砂抜き完了の判断ポイント:
- 貝が開いて身が出ている
- かぶせておいた新聞紙・容器の周りが、あさりが吐いた水で濡れている
- 容器の底に砂粒が落ちている
新聞紙をかぶせるのは、あさりが好きな暗い環境を作るためでした。
密閉が目的ではないので、ラップなどは使わないようにしてください。酸欠であさりが死んでしまう可能性があります。
潮干狩りで採ってきたあさりの砂抜き方法
潮干狩りで採ってきたあさりについても、基本的にはスーパーで買ってきたあさりと同様の方法で砂抜きします。
違いは1つだけ。
- 砂抜き時間は「一晩」
結構長い時間、塩水に浸けておく必要があるのですね。
時短であさりの砂抜きをする方法
こちらは、番外編。時短で砂抜きをしたい場合の方法です。
普通の砂抜き方法と大きく異なるのは、2点です。
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- お湯を使う
- 塩を入れない
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【材料】
- あさり
- 40℃~50℃のお湯
【手順】
- あさりの表面を流水でこすりながら洗う。
- あさりをお湯につけ、殻と殻をこすりつけるようにして洗い、10~20分置く。
- 貝の口がちょっと開いたくらいで砂抜き完了。
- ぬるま湯で軽く洗う。
通常は数時間もかかる砂抜き、こんなに短時間でできるとはびっくりですね!
最初に考え付いた人はすごいですね(^_^)
失敗しないあさりの選び方
上手な砂出しも大切ですが、その前にまずは鮮度や味のいいあさりを選んで買うことが大切ですよね!
お店であさりを選ぶときのポイントを紹介しています。要約すると…
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- 海水入り密閉パック
→海水が白濁しているものは避ける - 海水なし・ネットやビニール袋詰め製品
→異臭が発生していないかを確認
→ネット・ビニール袋の口がしっかり締まっているかチェック - 発泡トレイ製品
→異臭がないか確認 - その他全般的に
→口が開いているあさりは不可
※ 海水入りパッケージの場合は、少し貝の口が開いているものが理想的
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臭いや口があいているかどうかなどは予想通りですが、海水の白濁というチェックポイントは初耳でした。
ぜひ参考にして、新鮮なアサリをゲットしたいですね。
まとめ
今回は、失敗しないあさりの砂抜きについて調べてみました。
[st-midasibox-intitle title=”まとめ” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]
- あさりはスーパーで買ったもの・潮干狩りで採ったもの、どちらも砂抜きをする。
- 砂抜きの基本的な方法は、塩水に浸して冷暗所にて数時間~一晩おくこと。
- 砂抜きのポイントは、水道水はカルキを抜く・死んだあさりは取り除く・あさりを重ねない・適温キープ・暗くするなど。
- 急ぐ場合は、45~50度の温水を使って20分程度で済ませる方法もある。
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実は、スーパーで砂抜き済のあさりは、いままで自宅で砂抜きしていませんでした。
そのせいなんでしょうか、汁物などに使って「じゃりっ」という経験も少なからず…。
今後は手抜きせずに砂抜きをしようと思います!
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