長期保存がきき、安い値段で買えるトマト缶
我が家は、常にストックしてるよね!
トマト缶って、すごく重宝しますよね。
私の家で、カルディのトマト缶を常にストックしていて、ミネストローネをよく作ります♪
そのミネストローネを作った分を半分ぐらい残して、そのままカレーにするとまた美味しいです。
そんな我家に常にストックされているトマト缶ですが、主婦友達と話しているときに、トマト缶って実は危険性があるらしいという話題になって、ぎょっとしました。
小さな子供もいますし、トマト缶を使った料理をよく食べる私としては、すごくすごく気になったので、どこで「トマト缶が危険!」という噂が出てきて、広まってきたのかと徹底的に調べました。
トマト缶が危険なのが本当かどうかについて、トマト缶の大手製造・販売業者、輸入業者の4社に聞いてみました!
ぜひ参考にしてください。
大変お忙しい中、ご対応くださったご担当者様、本当にありがとうございましたm(_ _)m
トマト缶が危険と言われるようになった理由とは?
どうしてトマト缶が危険って言われるようになったんだろう?
調べてみたから紹介するね。
今回「トマト缶が危険!?」というのは、主婦友達との何気ない話の中で出てきたことなんですが、実際はどこから出てきたのかも気になるところですので、調べてみました!
「火のないところに煙は立たない」と言いますからね。
調べてみると、フランスでは缶の成分に含まれている化学物質の使用が近年禁止になったと話題になっていました。(参考サイト:日本貿易振興機構)
食べ続けると危険性があると巷で話題にもなっているようですが、そんなに危ない物質なんでしょうか。(参考サイト:日本生協連)
この本にも色々と書いてありますので、興味がある方は読んでみてください。
実際のところどうなのか、詳しくリサーチしてみました。
それでは、大手製造・販売会社、輸入会社に聞いた情報をみていきましょう。
トマト缶が危険って本当?
1番気になる大手製造・販売会社、輸入業者の回答をお伝えします!
頂いた回答としては、
4社とも危険性はないというもので、「安心して食べてください」でした。
トマト缶が危険だという噂だけがひとり歩きしているような感じがするので、こちらは後ほど見ていきましょう。
大手の製造・販売業者、輸入業者の回答としては、トマト缶が危険かどうかの質問に対して、4社とも同じ回答でした!
危険ということはなく、安心して食べていいものと分かったので、私自身すごく安心できました。
<製造業者 株式会社K>
お客様の健康に何らかの悪影響を及ぼす可能性はございませんので、ご安心してご利用いただけるものと考えております。
よく心配されるビスフェノールA(BPA)が用いておりますが、その使用量はごく微量であり、内容液から検出されないことを確認しています。ご安心ください。
<輸入業者 株式会社K>
懸念されるであろうビスフェノールAについては、輸入元に確認をしておりますが、 過去60年に渡ってヨーロッパ、アメリカ政府、 日本の厚生労働省が定めた食品衛生法に則り使用されており、 健康被害や人体への影響はほとんどないとされています。
安心してお召し上がりください。
<製造業者 株式会社K>
缶詰の内面塗料材として、ビスフェノールAを使用していますが、厚生労働省が示す基準を十分に下回るものと確認しており、安心してお召し上がりください。
<輸入業者 株式会社S>
ビスフェノールAが明確な影響が証明されているわけでもなく、検疫も保健所も問題とはしておりませんので、安心して頂いて大丈夫かと存じます。
輸入者としては、問題とは考えておりません。
大手製造・販売業者、輸入業者の方からは安心して食べて大丈夫という話をもらったものの、どうしてトマト缶が危険と言われるようになったのかを見ていきたいと思います。
ビスフェノールAという言葉がキーポイントになりそうです。
どうしてトマト缶が危険と言われるの?
「酸の影響で、腐食・金属の溶出を防止するビスフェノールAが溶け出すことで、体に悪い影響を与えると言われているから!」
ただし、製造・販売業者の回答ではビスフェノールAの使用量はごく微量であり、内容液から検出されないことを確認しているようです。
缶詰めの内側には、腐食を防ぐ目的でプラスチック樹脂がコーティングされています。
確かにこのコーティングされている薬品に、化学物質の1つでプラスチックの原料にもなっているビスフェノールA(BPA)が用いられています。
そして、トマトは酸が強いので、このビスフェノールAが缶の中に溶け出すことで、危険と言われるようになってしまったのです。
製造・販売業者、輸入業者からは、「缶への使用量もごく微量で、内容物からも検出されていない」とお墨付きの回答を貰ったので、安心して食べることができますね。
ビスフェノールAってどんな影響があるの?
試験研究の中で、動物の胎児や子供が、従来の毒性試験により有害な影響がないとされた量に比べて、極めて低用量(2.4~10μg/kg体重)のビスフェノールAの曝露※を受けると、神経や行動、乳腺や前立腺への影響、思春期早発※等が認められているという報告されている。
参考サイト:厚生労働省
製造・販売業者の方から、内容液から検出されないと聞いたものの、念のためにビスフェノールAのことについても、触れておきたいと思います!
影響
- 神経や行動、乳腺や前立腺への影響
- 思春期早発
こういった部分に影響すると報告されています。
こういった情報が「トマト缶=危険」という話になっているのでしょう。
どれぐらいの量から食べ過ぎ?
1日に100缶以上のトマト缶を食べると危険としています!
ま〜こんなに食べる人なんていないでしょう!万が一、溶け出していても、人体に影響を与える程ではないんですね。
健康被害を防止するために食品衛生法によって、耐用一日摂取量(一生涯毎日摂取しても有害な影響が現れない量のこと)を体重1kgあたり0.05mg(0.05mg/kg体重/日)と定めています。
体重が50kgなら一日2.5mgまでは摂取しても大丈夫ということです。
参考サイト:厚生労働省
妊娠中に食べるのは危険?
「絶対に食べてはいけない」とは言いませんが、控えた方がいいでしょう!
特に妊娠中の胎児への影響は、医療関係者でも計り知れないエリアです。
リスクはできるだけ抑えた方が無難です。
製造販売業者・輸入業者の回答では、内容物にビスフェノールAは検出されていないとのことでしたが、大事な時期ですので、念には念を入れて、控えた方がいいと思います!
実際に、厚生労働省のHPでも懸念事項が記載されています。
低用量のビスフェノールAの内分泌系への影響に関しては以前より厚生労働科学研究などで研究を進めているところですが、最近の研究成果として、ビスフェノールAを妊娠動物に経口摂取させると、これまでの報告よりもさらに低い用量(0.5μg/kg体重)から当該動物の子供に性周期異常※等の遅発性影響※がみられたことが報告されています。
これらの動物実験が科学的に確かなものかどうか、ヒトにも起こりうるのかどうかについては、国際的にも議論があり、未だに不明な点も多く、今後の調査研究の進展が必要ですが、胎児や乳幼児では、体内に取り込まれたビスフェノールAを無毒化する代謝能力※が大人に比べて低いと予想されること、また、エストロゲン受容体※が機能する中枢神経系※、内分泌系及び免疫系※の細胞や器官は、胎児や乳幼児では発達途上のため、微量の曝露でも影響が残る可能性があることも指摘されています。
なお、胎児や乳幼児以外への影響については、動物実験ではそのような低用量での影響が現れるという報告はなく、またそのような影響は胎児や乳児以外では、生体の恒常性維持機構※が発達していることから発現しにくいと考えられていることから、現行の規格値(2.5ppm)と同じ程度のビスフェノールAの溶出があったとしても、成人への影響はないものと考えられます。
引用:厚生労働省
大事な大事なお腹の赤ちゃんに何かあってはいけませんから、気になるならトマト缶は食べないでおきましょう。
お母さんがご飯をおいしく食べることで、妊娠中のつかの間の楽しみになることも多いでしょうし、赤ちゃんがお腹の中にいる妊娠中から、食事の楽しさを伝えることも大切です♪
どうしてもビスフェノールAの存在が気になってしまって、トマトを使った料理をしたい方には、他のもので代用するもの1つの手です。
詳しくは、トマト缶の代用に最適なのは?使い分ければワンランク上の料理になる!をご覧ください。
他にも、ビスフェノールAが使用されていない紙パック製品や瓶の製品を利用するのも良いと思います。
我が家で使うトマト瓶は、こちらをよく買います!
他の缶詰は危険じゃないの?
おまけの話です。
日本では、日本製缶協会という業界団体を上げて自主規制に乗り出しています。
私の家では、ツナ缶もよく食べるので、大丈夫とは思いますが下記の数字はちょっとショックでした、、、トマト缶より溶出量が多いという、、、
日本生協連で調べた結果は、下記のとおりとなっているようです。
フルーツ缶詰め類 :検出されず
マッシュルーム缶類:0.007~0.009ppm
トマト類 :0.023~0.029ppm
ミートソース :0.013~0.025ppm
ツナ缶類 :0.036~0.051ppm
まとめ
トマト缶が危険かどうかの質問に対して、製造・販売業者、輸入業者へ問い合わせて見ました。
「安心して食べてください」との回答で、すごくホッとしたよね。
トマト缶が危険と言われる原因は、缶の内側にコーティングされた樹脂「ビスフェノールA」が、時間が経過するにつれて徐々に食品に溶け出すので、危険だと言われるようになったんですね。
ただし、製造・販売業者の回答では、ビスフェノールAの使用量はごく微量であり、内容液から検出されないことを確認されていると回答もらっていますので、安心してください。
ただ、妊娠中の方は控えた方がいいでしょう!大事な大事なお子さんのことですからね。
妊娠中は、少しのリスクでも不安に感じるものです。心が穏やかであることが、妊娠中は特に重要ですよ。
コメント
コメント一覧 (2件)
はじめまして。
更にフォローしますと、ビスフェノールAは油溶性です。
なので油分の無いトマトよりツナの方が少し高くなっているのだと
思いますが、ツナでさえこの程度ですのでトマトは安心という訳みたいです。
コメント頂きましてありがとうございます(^^)
さらに詳しい情報を頂きまして、感謝致します☆