キャベツの白い粉とつぶつぶの正体とは?農薬だと勘違いしてはいけない!

[st-kaiwa1]粉をふいたような白っぽいキャベツを見たことはありませんか? 今回はキャベツの白い粉とつぶつぶについて調べてみました。[/st-kaiwa1]

味が淡泊で、どんな料理にも合わせることが出来るキャベツは、食材として重宝しますよね。

利用できるメニューの幅が広い分、大き目のキャベツをひと玉丸ごと、あるいは半玉など、まとめて買う方も多いのではないでしょうか。

まとめ買いは経済的で便利なのですが、何気なく買ってきたキャベツに、よく見ると何か白いものが…。一体これは何?

折角まとめ買いしたのに、この白い異物のせいで、もしかしてキャベツ全部廃棄?

そんな心配をした経験がある人もいるかもしれませんね。

キャベツに付着する白い異物の正体は、一体何なのでしょうか。しかも、粉状だったり、つぶつぶだったり、液状だったりと、形状が変わるのも大いに謎です。

そこで今回は、キャベツの白い粉とつぶつぶの正体について調べてみました!

目次

キャベツの表面に付いている白い粉の正体とは?

 

キャベツの葉の表面に付着している粉状の白い物質の正体は

[st-kaiwa1]「ロウ状物質」、別名「ブルーム」と呼ばれるものです。 [/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2] キャベツ由来の天然成分だから、白い粉を洗い落とせば、そのキャベツは食べても大丈夫! [/st-kaiwa2]

キャベツ自体が分泌するもので、農薬などの外からの異物ではありません。

ロウは「ワックス」とも呼びますよね。

ワックスと聞くと、私がイメージするのは、床に塗ったりして、傷や汚れから床を守るというものです。

キャベツのロウ状物質も、それと同じ働きをします。

つまり、キャベツは、ロウ状物質を出して、葉っぱが渇いたり、植物の感染病にかかったりするのを防いでいるのです。

分泌された箇所から時間と共に流れ落ち、キャベツの根っこの方に溜まって固化する場合もあります。

キャベツに付いている白いつぶつぶの正体

 

粉というより、つぶつぶの白い結晶のような状態になっているものの正体は、「ブルーム」もしくは「カルス」が考えられます。

 

[st-marumozi fontawesome=”” bgcolor=”#FFB74D” color=”#fff” radius=”30″ margin=”0 10px 0 0″]ブルーム[/st-marumozi]

さきほど取り上げた白い粉と同じく、ブルームの可能性が高いです。

分泌量や分泌されたときの外気の状態により、粉状になることもあれば、結晶のようなつぶつぶの形になることもあります。

 

[st-marumozi fontawesome=”” bgcolor=”#FFB74D” color=”#fff” radius=”30″ margin=”0 10px 0 0″]カルス[/st-marumozi]

キャベツの葉に傷がついたとき、これをふさごうとしてキャベツが分泌する物質をカルスといいます。

人間も、切り傷のところにカサブタが出来ますが、それと同じようなものです。

キャベツの葉に虫食いや傷があり、その周りに白い結晶のようなつぶつぶがある場合は、ブルームではなく、カルスの可能性が高いです。

ブルーム同様、キャベツ自身が分泌した成分ですので、食べても大丈夫です。

キャベツもカサブタが出来るって初めて知りました。ちゃんと自分を守る高度な仕組みを持っているんですね。

[st-mybox title=”注意ポイント” fontawesome=”fa-exclamation-circle” color=”#ef5350″ bordercolor=”#ef9a9a” bgcolor=”#ffebee” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

この白いつぶつぶですが、キャベツが減農薬野菜の場合は、虫の卵の可能性もあるので要注意です。

卵なので、取り除いてしまえば特に体に有害ということはありません。

[/st-mybox]

キャベツについている白い液体の正体

キャベツの葉を外側からむいたときに、中に白い膜の張った液体が見られることがあります。

[st-kaiwa1]これもブルーム(ロウ状物質)です。 [/st-kaiwa1]

[st-kaiwa4]粉状だったり、つぶつぶだったり、液体だったり…ブルームっていろいろな形に変化するんだね。 [/st-kaiwa4]

考えてみれば、ブルームはロウ状物質。ロウソクに置き換えてみると分かりやすいかもしれません。

ロウは、温度によって状態が変わりますよね。

ロウソクという個体の時には白い塊で、これを砕いて粒状にすると、つぶつぶのブルームに、さらに細かく砕けば、白い粉状のブルームに似たものになりそうです。

ロウソクに火をともすと、ロウソクが溶けて液状になり、これが少し冷えて白っぽくなると、白い膜が張った液状のブルームに…そんなイメージでしょうか。

最近は、健康志向の高まりを受けて、無農薬または低農薬野菜が人気です。

中にはブルームを残留農薬と勘違いして、白い粉がついたキャベツは買わない!という消費者もいるとか。そのため、ブルームレスキャベツなるものもあるようです。

でも今回わかったように、キャベツに付いている白い粉は、残留農薬ではないようです。

ブルームにしろカルスにしろ、食べて特に問題はないので、あまり神経質にならないようにしたいですね。

まとめ

[st-kaiwa1]今回は、キャベツに付いている白い粉やつぶつぶの正体について調べてみました。 [/st-kaiwa1]

  1. キャベツにつく白い異物には、粉状・つぶつぶの結晶状のもの・膜状のものがある。
  2. いずれも、ブルーム(ロウ状物質)か、カルスというキャベツ由来の成分で、食べても問題はない。
  3. ただし、無農薬~低農薬野菜の場合は虫の卵の可能性もある。この場合も取り除いて食べれば問題はない。
  4. 白い粉が残留農薬である可能性は低い。

果物でならよく見かけるのですが、果物だと、皮の色が鮮やかなので、白く粉っぽくなっていると目立つからかもしれませんね。

キャベツ白い粉とつぶつぶ

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