メロンの栄養とその効能!あなたの予想を越える栄養成分を大特集!

みなさんは大切な人にメロンを贈ったことはありますか?

私は、出産で入院していたときにメロンをいただいたことがあります。と言っても私宛にいただいたわけではなく、隣の病室の妊婦さんが、家族からお見舞いで贈られた大きなメロンが食べきれないからと、私に分けてくださったんです。

出産という大仕事を終えた私はとても疲れ果てていたので、産院のおいしそうなご飯もあまり喉を通りませんでした。

ただ、そのメロンだけは、その甘さとみずみずしさが疲れた身体にしみわたり、ペロリと食べられたことを覚えています(^ー^)

このように、お中元やお歳暮だけでなく、お見舞いとして贈られることも多いメロンですが、はたして栄養ってあるんでしょうか?見た目の豪華さや贅沢な味わいだけで満足してしまうので、どんな栄養があるかってことを考えることはなかなか少ないですよね。

そこで今回は、メロンの栄養とその効能がどんなものが含まれているのか注目して、徹底的に調べて見ました!

目次

メロンにどんな栄養と効能があるのか?

意外かもしれませんが、実はメロンはとても栄養価が高い野菜だったんです。

おもなメロンの栄養素を、文部科学省の日本食品標準成分表2015年版(七訂)を参考にまとめてみました。

メロンは100グラムあたり42㎉と意外にも低カロリーで、ほかの果物と比べても低い分類に入ります。

この一覧表をざっと見ていくと、なんだか他とけた違いの栄養素があって気になりますよね。

栄養素メロン
(赤肉種100gあたり)
カロリー(kcal)42
水分量(g)87.9
カリウム(mg)350
たんぱく質(g)1.0
マグネシウム(mg)12
ビタミンB1(mg)0.05
ビタミンB2(mg)0.02
ビタミンB6(mg)0.11
ビタミンC(mg)25
ビタミンE(mg)3.8
マグネシウム(mg)22
食物繊維(g)0.5
葉酸(μg)24
βカロテン(μg)3600

今回はメロンに特に多く含まれる以下5つの栄養素に注目し、それぞれどんな効能や効果があるのかを、次のところでご説明していきます(^^)

メロンに多く含まれる栄養素は、5つです!

  1. カリウム
  2. βカロテン
  3. ビタミンC
  4. 葉酸
  5. GABA

この5つにどんな効能やどんな方が食べると良いのか、次のところで見ていきたいと思います(^o^)

どんな効能や効果があるのか?

<カリウム>

  • 血圧や細胞の動きを調節し、高血圧や動脈硬化を予防する
  • からだの水分バランスを調節し、利尿作用やむくみ解消になる
  • 筋肉の収縮を促す

メロンに含まれるカリウムは他の果物と比べても特に多いので、メロンの代表的な栄養素のひとつと言えます。

このカリウムは、ゆでたり冷凍にすると数値が落ちてしまうのですが、メロンはもちろん生で食べるので素材のままの栄養を摂取できて、野菜から摂るよりも効率がいいんです。

メロンが多く出回る夏場は、汗とともに体内のカリウムが出て不足しがちになるので、水分とカリウムを摂取すると夏バテ防止になります。メロンはカリウムはもちろん水分量も多いので夏バテ予防にピッタリな食べ物と言えます。

※同じく夏に出回る同じウリ科のスイカの約3倍も多く含まれています

★おすすめの方★

  • 高血圧の方
  • インスタント食品や加工食品などで塩分を摂りすぎな方
  • むくみやすい方
  • 夏バテ防止したい方

<βカロテン>

  • 皮膚や鼻、のどの粘膜を強くして免疫力を高める
  • 目の神経伝達物質となり夜間の視力維持をたすける
  • 抗酸化作用がある
  • 髪の健康を維持する
  • 悪玉コレステロールを減らす

βカロテンは、身体のなかの一部の酸素が酸化してサビてしまい、細胞や血管を傷つけたり老化させるのを防ぐ抗酸化作用があると言われています。

また、体内でビタミンAに変換されるので、肌や粘膜・視力の健康維持の働きをするビタミンAの効果と、βカロテン自身の効果の両方が期待できちゃう優れた成分なんです。

ニラ小松菜同等の含有量があります。夕張メロンやクインシーメロンなどの赤肉種のメロンには、βカロテンが特に多く含まれていて、果物のなかでナンバー1の摂取量を誇ります。

★おすすめの方★

  • がんの予防
  • アンチエイジングを目指す方
  • 生活習慣病の予防
  • 暗いところで目が見えにくい方

<ビタミンC>

  • 皮膚や鼻、のどの粘膜を強くして免疫力を高める
  • 鉄の吸収をたすける
  • 抗酸化作用がある
  • ストレスをやわらげる

ビタミンCは、からだをつくるたんぱく質であるコラーゲンの合成に必要な栄養素で、免疫力を高めたり、美肌効果が期待できます。

一日に必要な摂取量は成人で100㎎なので、野菜を含んだ食事のあとにデザートとしてメロンを摂取すれば簡単に一日の摂取量が達成できますね。

スイカ(100g)の約2倍の含有量があります。

★おすすめの方★

  • 野菜不足の方
  • 美白効果を期待する方
  • 日々の生活にストレスを感じている方
  • 貧血ぎみの方

<葉酸>

  • 新しい細胞をつくるのをたすける
  • 血液中のコレステロール値を下げる
  • ビタミンB12とともに血液をつくる

妊娠中などの医者から勧められることが多い葉酸ですが、おもにほうれん草などの緑の野菜や果物に多く含まれています。

葉酸は、たんぱく質などの合成に働いて、細胞をつくるのを助けたり身体の発育を促す効果があるので、厚生労働省が妊婦さんに1日400㎍の摂取を推奨するのも納得ですね。

また葉酸は摂取上限が決まった栄養素ですので、サプリメントなどで大量に摂取するよりも、メロンや野菜を食べて適量を摂取するのが好ましいです。

キウイ(100g)と同等の含有量があります。マスクメロンなど

★おすすめの方★

  • 妊娠中の方
  • 授乳中の方
  • 貧血ぎみの方

<GABA(γ-アミノ酪酸)>

  • 血圧の上昇を抑える
  • リラックス効果
  • ドーパミンなど興奮系の神経伝達物質の過剰分泌を抑える

GABAってチョコレートの銘柄じゃないの?と思っていたのは私だけでしょうか…。

GABAは私たちの体内に存在する天然のアミノ酸で、これがあることによって脳内にある興奮系の神経伝達物質の過剰な分泌を抑えてくれる成分なんです。ストレスを感じたり年を重ねるにつれてGABAの分泌量は減っていってしまうので、食事で摂取すればストレス軽減につながるという、今注目の栄養素なんです。

※GABAが多く含まれるという麦芽玄米(100g)の約5.5倍の含有量があります。

★おすすめの方★

  • 血圧が高めの方
  • 日々の生活にストレスを感じている方

 

メロンは妊婦が食べるのは、どうなの?

塩分や糖分は控えめに、生卵は生魚はNG…など、妊娠中は食べるものに気を使うことが多いですよね。

メロンは適度な量なら妊婦さんが食べても大丈夫ですので安心してください。

メロンには、妊娠中にたくさん摂取する必要のある葉酸を多く含んでいますし、ビタミンCが鉄の吸収を助けてくれ、カリウムがつらいむくみ軽減につながりますので妊婦さんに嬉しい効果が見込めます。

また、ビタミンAを多量に摂取すると奇形の原因になると聞いたことがあるかと思いますが、数値でいうと1日に7,800μg以上を摂取し続けた場合に危険性が高まると言われ、メロンのビタミンAは100ℊあたり300μgなので1~2カットくらいでしたら問題ないでしょう。

<注意点>

糖分冷え苦味には注意が必要です。

妊娠中は妊娠糖尿病の恐れなどもあるので糖分の多量摂取は禁物ですが、メロンはショ糖や果糖などの糖質を多く含みます。
また水分量も多いため、冷蔵庫で冷やして食べることにより身体を冷やしてしまう可能性があるので、食べすぎや冷やしすぎには気を付けましょう。

メロンを食べた時に苦いと感じることあります。その時は、妊婦さんは注意が必要です。詳しくは「メロンが苦い原因はなに?メロン農家に聞いた驚きの答えと理由!」をご覧ください。

 

メロンの食べすぎはよくない?

「メロンは食べすぎるとよくない」なんて聞くことがたまにありますよね?

たくさん食べることによって身体に悪影響を及ぼすということはありませんが、適量を食べたほうが身体にいいということは間違いなさそうです。

メロンは水分量が多いので、食べすぎることで冷えや消化不良の原因になることもありますし、ククミシンというタンパク質分解酵素が口の中の粘膜を攻撃して、舌がピリピリしたり、喉がイガイガすることがあります。

農林水産省が推奨する果物の一日の摂取量の目安は200グラムなので、どの果物にも言えることですが食べすぎには注意が必要なんです。

 

まとめ

メロンの栄養素による効果や効能はこんなにたくさんありました。

  • 高血圧予防、むくみや夏バテ防止
  • 免疫力向上、抗酸化作用、アンチエイジング
  • 美肌効果、ストレス低減
  • 先天性奇形の予防、貧血予防
  • リラックス効果

カリウムやβカロテンなどの野菜から摂れる栄養と、ビタミン類や糖類などの果物らしさの両方を持ち合わせる特徴を持つ、いいとこどりの食べ物だったんですね。

メロンが果実的野菜という位置づけにいることは、栄養の面から言っても納得できます。

高級なイメージのメロンですが最近では品種改良も進み、安価なものもたくさん市場に出回っているので、ぜひ日々の栄養摂取のために食べていきたいですね。

また、お見舞いなどでメロンが贈られることが多いのは、ふだん食べられないからとか、見た目が華やかだからという理由のほかにも、大切な人に栄養をつけてほしいという願いが込められているからなのかもしれないですね。

みなさんもお見舞いや差し入れにメロンを贈ってみてはいかがでしょうか(^o^)

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