私は小さい頃から、お菓子作りが大好きでした。
ママの影響で、娘もお菓子作り好きだよね
お菓子作りに初挑戦したのは子どもの頃でしたが、当時、ベーキングパウダーは謎の存在でした。
小麦粉をどっさりボウルに入れてあるのに、そこに妙に慎重に計量してちょっとだけ追加するこの粉はいったい何物…?
その時、「もっと沢山入れなくていいの?」なんて、気を利かせたつもりでどっさりベーキングパウダーを放り込んでいたら、何が起こっていたのでしょう。
とても気になったので、ベーキングパウダーを入れすぎるとどうなるかを調べてべてみることにしました!
ベーキングパウダーを入れすぎたらどうなる?
ベーキングパウダーを入れすぎると、こうなります。
- 苦味が増す
- 膨らまなくなる
それでは、1つずつ詳細を見てみましょう!
苦味が増す
ベーキングパウダーの原料として重曹が使われています。
ベーキングパウダーが作用するとき、成分として含まれる重曹から炭酸ガスが出ます。
その際に、苦味のある炭酸ナトリウムが作られ、これが分解されずに残る量が多ければ多いほど、苦味が強くなります。
パンケーキはフワフワに仕上がったけど、食べてみたらなんだか苦い…そんな経験をした方は、割と多いのではないでしょうか。
なお、ベーキングパウダーの苦さを何とかしたい場合の対処法は、別記事のベーキングパウダーが苦いと感じる理由を参考にしてみてください。
膨らまなくなる
ベーキングパウダーが入れれば入れるだけ膨らむかというと、そうでもないようです。むしろその反対で膨らまなくなってしまいます。
なぜそうなるのか不思議ですが、実際にベーキングパウダーの量を変えて同じお菓子を作る実験をした方がいます。
(参考ブログ:「バナナブレッド、再び」ーころころころらど☆おいし~生活))
内容を簡単に説明しますと、作ったお菓子はお題のとおり「バナナブレッド」。
生地にベーキングパウダーを倍量入れたものと、普通量入れたものを焼いて、出来上がったバナナブレッドの膨らみ具合を写真入りで紹介しています。
その写真で見ると一目瞭然なのですが、ベーキングパウダーを倍量入れたバナナケーキは、なんと真ん中が膨らむどころか、逆にへこんでいるのです!
これは大変貴重な実験ですね。
しかし、ベーキングパウダーが働く仕組みから考えて、実際のところ、何がどうなってこのような結果になるのか…本当に謎です。
入れすぎると体に害はあるの?
ベーキングパウダーに関して、取りすぎると体に毒と言われる主な理由は、ベーキングパウダー中に含まれるアルミニウムに由来します。
結論から言うと、一度にまとめて大量摂取でもしない限り害はありません。
ベーキングパウダー以上にアルミニウムが含まれる食物は他にも沢山あり、普通に食べているかぎり、特に中毒症状などは起きません。
それよりもはるかに口にする頻度も量も少ないベーキングパウダーに含まれるアルミニウムの量は、健康上ほとんど問題にならないと考えて良いでしょう。
ただし、ベーキングパウダーはお菓子に使われることが多いため、他の食物に比べるとお子様が口にすることが多いかもしれません。
甘い物好きなお子様が食べ過ぎないように注意してあげることは必要かもしれませんね。
アルミフリーのベーキングパウダーも販売されています。
ベーキングパウダーを入れない方法は?
ベーキングパウダーを入れすぎるとどうなるかを見てきましたが、ベーキングパウダーを使わずにお菓子を作ることができれば何かと便利ですよね。
一度に使う量が少ないので、気が付いたら賞味期限切れになっており、そのベーキングパウダーを使っていいかどうか不安…わたしにもそんな経験があります。
こんな時に、さっと代用品に切り替えられたら何も悩まなくて済みますよね。
実は、ベーキングパウダーの代用として使えるものは、5つあります。
- 重曹
- ドライイースト
- 炭酸水
- ホットケーキミックス
- 卵白
それぞれ代用品として使うのに適したお菓子があり、このうちどれを何に使ってもいいわけではない点、注意が必要です。
詳しくは、ベーキングパウダーの役割は3つ!別のもので代用できるをチェックしてみて下さい!
まとめ
今回は、ベーキングパウダーを入れすぎるとどうなるかについて調べてみました。
- ベーキングパウダーを入れすぎると苦味が増し、膨らまなくなる
- ベーキングパウダーを使ったお菓子を子どもが食べ過ぎないよう注意する
- ベーキングパウダーには沢山の代用品がある
子どもの頃、未遂に終わったベーキングパウダー大量投入ですが、実際にやってみても大した惨事にはならずに済んだみたいですね。
バナナブレッドの実験には脱帽です。
他のお菓子で実験してみた方がおりましたら、是非結果をレポートして下さい。
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