野菜の知識

トマトのヘタは食べても大丈夫?内閣府と学会の答えが驚きだった!

味、栄養バランスと並んで、とても大事な料理の「見た目」

真っ赤なトマトは、おいしくて栄養があることに加え、とても見栄えがいいですよね。

緑色のヘタがついていると、さらにキレイに見えます

このトマトのヘタ。

食べる時に取るべきなのでしょうか。それとも、ヘタ付きのトマトをそのまま食べてしまっても大丈夫なのでしょうか。

今回は、トマトのヘタを食べても大丈夫かどうかについて調べてみました!

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トマトのヘタは食べても大丈夫?

トマトのヘタは雑菌がつきやすいため、食べずに取り除いた方がよいとされています。

ヘタをつけたままでも洗えば雑菌は落とせますが、敢えてそれを食べる必要があるのかどうか…

詳細を見てみましょう!

雑菌がつきやすい?

文部科学省から出ている「調理場における衛生管理&調理技術マニュアル(PDF)」にミニトマトの洗浄・消毒についての記載があります。

それによれば、2点報告されています。

  • ミニトマトはヘタの部分に細菌が多い
  • ヘタを取って洗ったミニトマトは、ヘタを取らずに洗ったものに比べて大腸菌の数が減った

洗えば落とせるとはいえ、菌が多いヘタの部分。
触った感じゴワゴワして硬いですし特別美味しいわけでもないでしょうから、あえて食べる必要もないと思います。

私自身、ヘタを口に入れたことはありませんが…。

毒素が含まれている?

トマトのヘタの部分に含まれる「トマチン」が人体に有害なので、ヘタを取り除くべきという意見もあります。

トマチンとは毒素の一種で、ジャガイモの芽に含まれるソラニンと同じくグリコアルカロイドの一種です。

トマトのヘタにトマチンが含まれていることは事実ですが、ヒトに対して毒性を発揮するのは、これを大量に摂取した場合のみなので、心配はいりません!

日本植物生理学会ホームページの回答によれば、熟していないトマトの場合でも3.4kg、熟したトマトにいたっては4トンを一気に食べない限り、半致死量(投与された動物の半分が死に至る量)に達しないとのことです。

中ぐらいの大きさのトマトは約100 gですから、未熟果実でも34個を一挙に食べないと半致死量には達しません。通常、そのような場合は考えられません。

参考:日本植物生理学会ホームページ

熟したトマトであれば、4万個相当。絶対にありえない数ですね。

また、内閣府の食品安全委員会から「食品リスクの考え方について」という資料が公表されており、この中でもトマチンについて言及されています。

トマトの原種や野生種には、トマチンとよばれる毒性のある物質が存在していますが、お店で売られているトマトは、トマチンを育種の過程で少なくし、熟したトマトでは 無視できる量まで低くなるように品種改良されています。

参考:内閣府 食品安全委員会HP

 

特異体質やアレルギー等の事情がない限り、通常食事で口にする量では問題にならないと考えていいでしょう。

お弁当にミニトマトを入れる場合

毒素の心配は不要ですが、お弁当にトマトを入れる場合は、食中毒予防のため、ヘタは取り除く方が安全です。

お弁当の場合は、作ってから食べるまでにある程度時間を置きますし、その間にヘタについた雑菌が増殖する可能性があるためです。

こちら、トマトのヘタを取り除くことも含め、お弁当による食中毒予防のために必要な対策について保健師さんが下記のサイトで紹介しています。

参考: お弁当による食中毒にご注意!-産業保健新聞

ぜひ、参考にしてみてください。

<彩りを良く見せるためのグッズ>

トマトのヘタに似たもので、料理の彩りを良くしたいという場合のために、とても便利な商品があります。

その名も「ヘタヨウジ」!

トマトやイチゴのヘタをかたどったつまようじです。可愛い上に衛生的と、評判は上々のようです。

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ヘタの色で鮮度が分かる?

とりあえず、トマトのヘタは取り除いた方がいいようですが、実は、ヘタには他の使い道があります。

それは、トマトの鮮度チェック

トマトを選ぶとき、なるべく鮮度のいいものを選びたいものですが、ヘタをチェックすることで鮮度が分かります。

黒い場合

トマトのヘタが黒ずんでいる場合は、あまりフレッシュなトマトではありません

鮮度のいいトマトのヘタはみずみずしく、鮮やかな緑色です。

トマトは、実に比べてヘタの方が乾燥しやすいので、しおれるとすればヘタからです。

また、色だけではなくヘタの形も要チェックです。新鮮なトマトのヘタは水分が多いのでピンと張っていますが、鮮度が落ちるにつれてヘタがクルンと巻き上がってきます。

白い場合

ヘタが白くなっている場合は、カビを疑いましょう。

白い部分が大きく、実にも影響が出ているようであれば、そのトマトはあきらめて廃棄した方がいいでしょう。

白い部分がまだ小さく実は大丈夫そうな場合は、ヘタ部分を大き目・深めに切り取れば食べられる場合もあります。不安であれば廃棄するのが安全です。

参考URL:トマトのヘタにかび!?その場合の切り方とは?-野菜大図鑑

 

トマトのカビについては、トマトのカビって食べられる?その答えと理由を調べてみた!で詳しく紹介していますので、併せてご覧ください☆

茶色の場合

ヘタが茶色くなっている場合は、トマト灰色かび病の疑いがあります。

JAあいちのホームページにヘタ部分が茶色に変色したトマトの写真があります。

参考URL:病害虫図鑑ーJAあいち経済連

対処法として、被害にあった果実は取り除くとありますので、食べない方がいいでしょう。

トマトを買うとき、実の色と触った時の柔らかさは確認していましたが、ヘタで鮮度をチェックできるとは知りませんでした。

今後はヘタも注意してよく見てみようと思います。

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トマトのヘタの取り方

つづいて、トマトのヘタを簡単・上手に取る方法をいくつかご紹介します。

  1. 包丁の先を使う方法
  2. 柄に近い角を使う方法
  3. V字にカットする方法

自分に取ってやりやすくて、安全な方法でヘタを取りましょう。

包丁の先を使う方法

こちらに分かりやすい動画がありました。

 

包丁の角を使う方法・V字型に切り取る方法

上の動画と同じ作業を、包丁の先端ではなく、手元に近い角の部分を利用して行うこともできます。

トマトの方を回すようにして、包丁を入れていくとうまくできますよ。

V字型に切り取る方法は、トマトをまず半分に切り、ヘタの部分にVの字に切り込みをいれてヘタを取り除きます。

写真のように、青のラインで切れ込みを入れます。

    

ちなみに、我が家ではミニトマトを使うことが圧倒的に多いので、単純に手でヘタをもぎ取っています。

なんのテクニックもいらず、一番簡単な(しかも安全な)方法ですね。

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まとめ

いかがでしたか?

今回は、トマトのヘタを食べても大丈夫かどうかについて調べてみました。

まとめ

  • ヘタには雑菌がたまりやすく、食べない方が良い。
  • トマチンという毒素が含まれているが、通常食べる量では心配ない。
  • お弁当に入れる場合は、食中毒予防からトマトのヘタは取り除く。

他に、ヘタの色と鮮度の関係、ヘタの上手な取り除き方についても見てみました。

普段何気なく食べているトマトですが、こうして調べてみるといろいろと興味深い側面がありますね。

食品安全委員会による食品リスクについての考え方もとても勉強になりました。

完全に安全な食べ物はないという現実を踏まえたうえで、正確な情報と合理的な判断で食べるものや食べ方を選んで、豊かな食生活を送っていきたいですね!

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