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我が家では、野菜の値段が高いときには必ず買うものがあります。
それは、豆苗(トウミョウ)![/st-kaiwa1]
いろいろな料理に使えて、1年中100円前後の低価格で手に入る、主婦の私にとって大変ありがたい野菜です。
そんな豆苗ですが、さらに私たち消費者に嬉しい特徴があるのはご存知ですか?
それは、簡単に再栽培ができるということです!
一度だけでなく二度食べられるなんて、ものすごくオトクですよね♪
でも、家庭菜園など未経験のずぼらな私…うまく育てられるのかものすごく不安です・・・
そこで、実際に豆苗の再栽培に挑戦してみました!
今回は写真付きで体験談をもとに、豆苗の育て方についてご紹介します(^^)
豆苗の育て方
豆苗は基本、豆から3~5センチほど上のところでカットして料理に使います。
豆苗の食べ方を大特集でもお伝えしていますが、豆部分は食用ではないため、料理に使用するのは茎と葉の部分だけです。
残ってしまった豆や根の部分を利用して、豆苗の再生栽培ができます。
捨ててしまってはもったいないので、ぜひ再生栽培にチャレンジしてみましょう♪
では、実際にどのようにして育てていけばいいかご紹介しますね(^ー^)
準備するもの
まずは、豆苗の再生栽培に必要なものは、たった2つです。
- 容器
- 水
それでは、一つずつ見ていきましょう。
<容器>
豆苗の根がすっぽり入る浅めの容器がベストです。
プラスチック製の食費保存容器(タッパーなど)やお皿、植木鉢の水受けなどなんでもOK!
<水>
水道水で大丈夫です。
肥料水でも育てられますが藻が発生しやすくなります。
これなら主婦の方はもちろん、一人暮らしの方でもお手軽に挑戦できますね。
豆苗を育てる手順
準備ができたら、さっそく育てていきましょう。豆苗の再生栽培のしかたはこちらです!
- 脇芽の上の部分で均一にカットする
- 容器に水を入れる
- 日当たりのいい窓際に置く
- 毎日水を替える
こちらも一つずつ見てみましょう(^^)
<脇芽の上の部分で均一にカットする>
豆のすぐ上、私の中指の先の辺りにある小さな芽が見えますか?これを脇芽といいます。
カットされた豆苗は、断面が再生して伸びていくのではなく、この脇芽が伸びることで再び成長していきます。
そのため、この脇芽を切ってしまわないようにすることでより早く、立派な豆苗に再生します。
再生栽培のためには、この小さな脇芽の上の部分をカットしましょう。
<容器に水を入れる>
容器は豆苗の根全体がしっかり入るサイズを選びましょう。
そこに水を入れるわけですが、水の入れすぎに注意が必要です。注意が必要な理由は後ほどお伝えします。
水は根の3分の2あたりまで入れるようにして、豆に水が浸からないようにします。
豆に水が浸かると、しだいに豆が痛んでカビが生えたり、腐ってしまうことがあるんです。
たくさん育ってほしいからといって、お水をあげすぎてはいけないようですね。
<日当たりのいい窓際に置く>
お水を入れたら、あとは置いておくだけなのですが、置き場所も豆苗の発育に大きく関係します。
ベストなのは、日当たりが良い屋内の窓際に置いておくことです!
豆苗は日光が大好きなので、暗いところに置いておくと発育が悪く、茎がひょろひょろと弱々しくなったり、葉の色も薄くなってしまいます。
では外での栽培はどうかというと、いくら日光を好むと言っても、直射日光だと葉や茎の発育にばらつきが出たり、暑すぎてうまく育たなくなってしまうんです。
屋外だと虫がつくこともあります。
豆苗の栽培に適した温度は15℃~25℃とされているので、日当たりがよく、温度も適温である室内の窓際がいちばん育ちやすい環境なんです。
<毎日水を替える>
お水は継ぎ足しではなく、毎日新鮮な水に入れ替えます。
継ぎ足しだと、古い水は痛みますし、カビの繁殖の原因になるため、毎日きちんと新しいお水に替えましょう。
また、天候が良かったり、育ち始めてから1週間ほど経つと茎も大きくなってきます。
水を吸収するスピードが早くなってきますので、水がなくなってしまわないように注意しましょう。
以上です!とっても簡単ですね。これならずぼらな私でもできそうです!
再収穫までの期間(写真付き)
季節や天候にもよりますが、10日から12日前後で再収穫できます。
茎が伸びきると次第に左右に垂れてくるので、茎が垂れ始めたら収穫しましょう。
ぐんぐん成長する様子をカメラに収めてみました。
<豆苗をカットした直後>
<翌日>
<3日目>
<6日目>
<8日目>
<収穫時期>
こんなに大きくなりました!!!はじめてにしては上出来じゃないでしょうか♪
注意すること
豆苗を栽培する際の注意するポイントがいくつかあるのでご紹介しますね。
<水>
夏場は1日2回、水の取り替えが必要です。
夏場は室温や気温が高く、水の温度も上昇するため腐りやすくなります。また、日照時間が長いと豆苗はたくさん水を吸収します。そのため1日に2回の水の取り替えをオススメします。
夏場に長時間家を空けるときには、室温が高くなってしまうので冷蔵庫に入れるといいでしょう。
<カビ>
カビの繁殖に注意しましょう!
豆苗の栽培中にカビの繁殖の危険性が高まるのはこんなケースがあります。
- 豆が水に浸っている
豆苗は特に豆の部分に白いワタのようなカビが生えやすいので、水に浸さないように注意が必要です。水を入れるのは根の部分までにしましょう。
- 痛んだ部分がある
カビは痛んだところから繁殖していきます。再生中に豆や茎が黒くなったり、茶色く変色していたらあらかじめ取り除いておきましょう。
- 深い容器に入れている
容器が深すぎると、豆が水に浸っていなくても熱がこもり、湿ってしまってカビ発生の原因になります。容器は浅いものを使いましょう。
万が一カビが生えてしまった場合は、豆苗にカビが生えたけど食べられる?その答えと理由を調べてみた!をご覧ください。
豆苗の再生回数
なんだか際限なく再生できそうな豆苗ですが、おすすめの再生回数は1回です!
今回実際に豆苗を育ててみましたが、1回目に比べ2回目は発育が遅く、豆が黒く傷んでいたからかカビも生えてきてしまいました。
また、2回目だと脇芽が少ない状態から育つので、そもそも発育する茎の数も少なく、はじめにお店で買ったときと比べると収穫できる部分が少なくなります。
3回目はさらに収穫量が減り、茎も細い元気のない状態になってしまううえに、発育にも時間がかかってしまいました。
購入時と同じような状態でおいしく食べられる1回目の再生でやめておくというのがオススメです。
再生栽培後の味
自宅で水をあげただけで、買ったときと同じようにおいしく食べられるのか、個人的な感想をお伝えします。
食感もシャキシャキでおいしい!というのが率直な感想です(^ー^)
毎日水をかえて観察したことにより愛着がわいたというのもありますが、とってもおいしくいただけました。
しいて欠点をいうなら、お店で買った時よりも全体的に細い感じがしました。
それ以外は香りも、食感も、購入時とほぼ変わらなかったので再生栽培ってオトクです!
実際に食卓に出して、家族に好評だった料理は「豆苗の食べ方を大特集!」でご紹介していますので、良かったら併せて見てみてください(^ー^)
まとめ
ずぼら主婦な私でも、簡単に豆苗の再生栽培ができちゃいました!
内容をまとめると、再生栽培するためには…
- 脇芽を残してカットする
- 浅めの容器に根の3分の2くらいまで水を入れる
- 屋内の窓際に置く
- 1日1回、夏場は2回水を完全に入れ替える
この4つのポイントさえおさえておけば大丈夫です!
豆苗は、再生栽培をはじめて3日ほどでもう茎が成長してきて、あっという間にぐんぐん伸びていきます。
ふだん家庭菜園などまったくしていない私でしたが、毎日成長した姿を見るのが楽しみでしょうがなかったです。
収穫して食べたときは、自分が育てたものなので2割増しでおいしく感じました!
屋内で手軽にできますし虫もつきにくいので、子供が大きくなったら一緒に観察して学びのヒントにできたらいいなと思っています。
みなさんも豆苗を買ったら、ぜひ再生栽培してお得感と楽しさを味わってみてください。
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