こんにゃくはノンカロリーで、メインにはなりづらいけど、料理の嵩増しに使えたりと、ダイエットしている人にはもってこいの食材です。
比較的安価で手に入るこんにゃくですが、開封しても1度で全部を使い切るのが難しいときってありませんか?
私は毎回1回では使い切れず、スーパーで小さめのサイズを買おうと思っても、普通サイズより割高になってしまうので、結局いつも同じサイズのこんにゃくを買ってしまいます。
また以前、開封したこんにゃくをすっかり冷蔵庫に忘れてしまっていて、もうだめだ!とすぐに捨ててしまったのですが、そもそもこんにゃくって腐るの?と疑問に思いました。
そこで今回は、こんにゃくが腐るとどうなるのか、こんにゃくの賞味期限や保存方法なども詳しく調べたのでお話ししていきますね。
こんにゃくは腐るとどうなるの?
こんにゃくはその特殊な食感と低カロリーながら満腹感を提供する特性から、ダイエット食品としても人気があります。
しかしながら、あまり知られていない事実は、こんにゃくが腐った時の状態やその影響についてです。
何か食品が腐るという状態は、常に健康に対して問題を引き起こす可能性がありますので、こんにゃくが腐った際の状態を理解することは重要です。
見た目の変化について
こんにゃくが腐ると、以下のような現象が見られます。
- ぬめりが出てくる
- ドロっとする(溶ける)
- 悪臭がする
- 袋の中の水が濁る
- 袋がパンパンに膨張する
- 膜のようなものが貼る(開封して保存している場合)
なんだか、気持ち悪いですね・・・。
こういった状態のこんにゃくは腐っているので食べないようにしてくださいね!
幾つかのポイントを詳しく見てみましょう。
②③溶ける・悪臭がする
こんにゃくは腐るとかなりの悪臭を放ちます。悪臭を放っていたり形が崩れて溶けている場合、腐っているのかなと気づく人も多いはずです。
④⑤袋内の水が濁る・袋がパンパンに膨張する
未開封の場合は匂いで腐っているかどうかの判断は難しいので、こんにゃくと一緒に入っている水が濁っていないか、袋が膨張していないかで判断することが出来ます。
未開封でもこうなってしまっている場合は、そのまま処分してしまった方が良さそうです。
⑥膜のようなものが張る
開封して使い切れず半端なこんにゃくを保存している場合は、臭いや見た目の変化の他に、何やら怪しい膜が張っていることがあります。
この膜があるのを見つけた場合も食べるのはNGです!
こんにゃくは腐ると色々な変化を起こすことが多いので、怪しいな、と感じたらこんにゃくをよく観察して見極めてくださいね!
【小さくなったこんにゃくはどうなの?】
こんにゃくは時間が経つことで小さくなることがあります。これは「離水」といもので、こんにゃく内の水分が抜け出てしまって起こるものです。腐ったわけではありません。
食べても問題はありませんが、硬くなっていたり、味も落ちていると感じる人も多いので、こんにゃくはぜひ早めに食べるように心がけてください。味の変化について
味覚においても、腐ったこんにゃくは新鮮なものとは明らかに異なります。新鮮なこんにゃくは味がほとんどないのが特徴ですが、腐るとその特性を失います。
こんにゃくが腐ると、まずその味は酸っぱくなります。これは、食品が腐敗する過程で発生する化学反応によるものです。その酸味は、ヨーグルトや発酵食品のような酸味とは違い、非常に強烈なものになります。
また、腐ったこんにゃくからは異臭が発生します。これは、腐敗過程で生成されるガスが原因で、特に鼻につく悪臭となることが多いです。
こんにゃくが腐る原因
こんにゃくが腐る原因は主に二つあります。
- 温度
- 保管状況
これら二つの要素が複合的に働き、こんにゃくの腐敗を引き起こします。
温度
こんにゃくの保存において、温度は非常に重要な要素です。
一般的に、歳によって保管場所の温度が変わりますが、こんにゃくの場合は冷蔵庫での保管が推奨されます。
高温になると、それは食品腐敗の影響を受けやすくなります。
そして温度が上昇すると、それはますます酸化を促進し、経時的にカビの発生を促進します。それは一旦始まると、逆効果に働き、食材を腐敗させます。
短期間であれば常温での保管も可能ですが、長期間の保管を考えると冷蔵庫での保存が最も安全です。
保管状況
漬物やポーションなど特定の種類の食品を除き、一度開封した食品はそのまま放置すると腐敗する可能性が高まります。
それはこんにゃくにも当てはまります。一度開封したら、再度密封するか、あるいは食べきることが推奨されます。
また、直射日光を避け、湿度の低い場所で保存することも重要です。
なぜなら、湿度の高い環境に置かれると、こんにゃくは全体的にカビが生えやすくなります。そして直射日光は全ての食品にとって最良の敵であり、それは食品の劣化を促進させます。
腐ったこんにゃくを食べてしまった場合
食品が腐ると、その食品に含まれる有益な栄養成分は消え、デメリットだけが残ります。
そしてそれが健康に悪影響を及ぼすことになります。
健康への影響
こんにゃくを食べると、主に消化器系への影響を受けます。
それには胃痛、吐き気、下痢などがあります。これは主に、食品が腐敗する過程で生成される有害な細菌やその毒素が体内に取り込まれることによるものです。
長期的には免疫系が弱り、常に体調不良を感じるようになる可能性もあります。それは体が有害な細菌を排除しようとするときに発生する反応です。
特に重要なのは食中毒です。食中毒は非常に深刻な健康問題を引き起こす可能性があり、医療機関での治療が必要なこともあります。
こんにゃくの賞味期限と保存方法
次は、こんにゃくを腐らせず美味しく食べられるように賞味期限と保存方法を見てみましょう。
- 未開封の場合
- 開封後の場合
- 冷凍の場合
の3パターンに分けて調べてみました。
未開封の場合
未開封の場合の賞味期限と保存方法は以下の通りです。
【賞味期限】30~90日程度
【保存方法】冷蔵庫で保存する
意外かもしれませんが、こんにゃくは未開封の状態だと約3カ月ほど持つのが一般的です。
こんにゃくの賞味期限が長い理由は、製造されるときに衛生的にパックされ、加熱殺菌されているからです。
そしてポイントとなるのがこんにゃくと一緒に入っているお水です。この水はただの水ではなく、“アルカリ水”というもので殺菌効果が期待されているものです。
防腐剤などの添加物ではなかったんですね、ちょっと安心(^^)
賞味期限を過ぎてしまったこんにゃくも、すぐに食べられなくなるわけではありません。
ですが、“賞味”という美味しく食べられる期限は過ぎてしまっているということなので、歯ごたえや味はどんどん劣化していってしまうので注意してくださいね。
保存方法としては、基本的には冷蔵庫に保存しましょう。
ただ必ずしも冷蔵保存でなくてはならないということはありません。
直射日光の当たらない、涼しい場所に保存しても大丈夫です。
ですがやはり、夏などの暑い日は冷蔵庫で保存していた方が良いかもしれません。
開封後の場合
開封後の賞味期限と保存方法は以下の通りです。
【賞味期限】数日~1カ月程度
【保存方法】
- 袋に入っていたアルカリ水をタッパーに移し、そこにこんにゃくを入れる。
- こんにゃく全体が水につかるようにする。
- 袋の水を捨ててしまった、アルカリ水が足りない場合は水道水でもOK。
- 2~3日に1回は中の水を交換する。
- 冷蔵庫で保存する。
賞味期限の幅がものすごく広いように感じるかもしれませんが、開封後のこんにゃくは保存状態によって格段に変わってきます。
開封した場合、冷蔵保存が基本ですが、余ったこんにゃくを何もせずそのまま保存してしまうと数日しか持ちません。
なるべく長く保存させたい場合には上記の保存方法がおすすめです。
おすすめはタッパーですが、私は残りが少量で、またすぐ使う予定がある場合は、元々入っていた袋に戻し、クリップでとめて保存することもあります。
その時には漏れたり倒れたりしないように、しっかり立てかけておくようにしておきます☆
丁寧に保存すれば、よくて1ヶ月持つこともありますが、なんといっても開封したこんにゃくは早めに食べることが1番ですね!
冷凍の場合
冷凍している場合の賞味期限と保存方法は以下の通りです。
【賞味期限】1カ月程度
【保存方法】
- 適当な大きさに手でちぎるか、使いたい大きさに包丁で切る
- 軽く塩もみをし、1~2分茹でてアクを抜く
- ザルで水を切り、しっかり冷めたらフリーザーバックに入れて冷凍する
- 解凍は自然解凍か流水で。凍ったまま調理に使用することも可能
塩もみやアク抜きをしなくても、適当な大きさに切ったらそのまま冷凍してもらっても問題ありません。
料理によって切り方も違うと思うので、よく使うこんにゃくの切り方があれば、切り方を変えて別々に保存しておくと使いやすいですよ。
解凍後、料理に使う前に余計な水分を手でギュッと絞ってあげるのがポイントです。キッチンペーパーなどできっちり水分を取ってから使うとより味も染み込みやすくなりますよ!
ただ、こんにゃくは冷凍保存には向かない食材と言われることもあります。
こんにゃくを冷凍してしまうと、解凍した時に水分が抜けスポンジ状になってしまうので、風味や食感が全く変わってしまい、水につけても元には戻りません。
もちろん冷凍保存ができないわけではなく、冷凍したこんにゃくを使ったレシピもたくさんあり、あえて冷凍して調理している人もいます。
冷凍したこんにゃくは煮物などで味が染みやすくなり、歯ごたえがしっかりするので好き嫌いがかなり分かれるのかな…と思います。
我が家で1度やってみた時には、家族全員に大不評だったのでもうやりません笑
まとめ
こんにゃくは腐ると、いろいろな変化が見られることが分かりました。
まとめると…
- ぬめりが出てくる
- ドロッとする(溶ける)
- 悪臭がする
- 袋内の水が濁る
- 袋がパンパンに膨張する
- 膜のようなものが張る(開封して保存している場合)
ちょっとでもおかしいな、と思った場合は食べるのをやめて処分してくださいね!
ただこんにゃくは未開封の場合、賞味期限は長く、しっかりと保存すればそんなに簡単には腐りません。
冷蔵庫の奥で眠っていてもう駄目だな…と思って処分してしまっていたこんにゃくの中には、まだまだ食べられるものがあったかもしれませんね。
私はちょっとでも怪しいと思ってしまったら処分してしまいがちなので、今度からはしっかりと見極めていきたいと思います!もったいないですものね(^o^)
この記事でこんにゃくが腐ったらどうなるのか、保存方法など少しでも参考になってくれてたら嬉しいです。
みなさんも安全なこんにゃくをしっかりと見極め、美味しく食べましょうね!
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