私事ですが、家庭菜園をしていまして、今年初めて挑戦するのがかぼちゃです!
近くの畑で毎年ゴロゴロとなっているのを見るので、私でもできるかも、と思い種から挑戦することにしました。
といっても、まだ芽が出たばかりなのですが、今から楽しみです(^ー^)
そこで疑問に思ったのが、かぼちゃの漢字なんです。なんとなくあれかな?という候補はあるのですが、うろ覚えでしかありません。
ということで、かぼちゃの漢字・由来・語源とともに調べてみました。
併せて、「瓜」がつく色々な漢字もご紹介します。思わぬ秘密も飛び出しますよ!
かぼちゃの漢字表記
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かぼちゃの漢字表記は、南瓜ですね。
漢字を見てみると、「あ〜これこれ」と思った方も多いのではないでしょうか?
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かぼちゃの語源
かぼちゃという名前は、国の名前であるカンボジアに由来します。いわれてみると、なんとなく音が似ていますよね笑
かぼちゃは、1532~1555年の天文年間に、ポルトガル人によりカンボジアの産物として日本に伝えられました。
当初は「かぼちゃ瓜」とよばれていましたが、時が経つにつれて「瓜」が取れて「かぼちゃ」とよばれるようになりました。
漢字の南瓜は、南蛮由来の瓜の意味で、中国でも同じ漢字で「ナングァ」とよばれています。
南瓜は「なんきん」とも呼びます。
これは、関西地方など西日本の方言らしく、関西出身の私は「なんきん」と言われてもかぼちゃのことを言ってるんだろうな〜って分かりますが、関西以外の方は伝わらないのかな?
他にも違う方言ってないのかな?と思って調べてみると、結構ありました!
ただ、これはまったくかぼちゃとは分かりません笑
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<かぼちゃの方言>
- ロスン、ルスン(山形県荘内地方)
- ナンバン(宮崎県東臼杵郡)
- チョウセン(高知県宿毛市沖之島)
ロスン、ルスンといえばフィリピン、他は南蛮、朝鮮です。全て海外の地名なんですね。
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瓜がつくその他の漢字を紹介
瓜がつく漢字は、かぼちゃ以外にもたくさんありますので、併せて覚えているとちょっと自慢できるかもしれないですね。
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西瓜、水瓜 ⇒ すいか
北瓜 ⇒ かぼちゃ (中国の一部の地方での呼び名)
東瓜 ⇒ 冬瓜の別名
冬瓜 ⇒ とうがん
胡瓜・黄瓜 ⇒ きゅうり
甜瓜 ⇒ メロン
木瓜 ⇒ ぼけ
糸瓜 ⇒ へちま
蕃木瓜 ⇒ パパイヤ
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瓜科に属すると、「瓜」がつくようですね。そういえば、みんなツルを伸ばして成長するイメージありますよね。
「大漢和辞典」(大修館書店)では、産地の観点から説明がされています。
南瓜、西瓜も、元々は中国語です。
それぞれ、中国から見た南方(東南アジア方面)、西方(西アジア方面)で採れる瓜ということになります。
では、北瓜、東瓜はどうか気になりますよね。
中国から北方というとモンゴル方面、東方というと日本列島あたりになるでしょうか。
北瓜は西瓜の別種なんですが、普及しなかったようです。東瓜は、言葉自体がありません。中国から東方へは、目が向いていなかったのかもしれないですね。
上にある漢字では、東瓜は冬瓜の別名ということですが、当て字の可能性が高そうです(^^)
かぼちゃの豆知識
かぼちゃをどうして冬至に食べるの?
冬至とは、1年で1番短い日です。毎年やってくる寒い日です。かぼちゃ自体は夏に旬を迎える野菜ですが、どうして冬至に食べるのでしょうか?
<かぼちゃを冬至に食べる理由>
- 栄養豊富で食べることによって風邪予防・中風予防(脳卒中)になり長生きできるとされた
- 免疫力を高め、冬を乗り越えられるようにする厄除けの意味
かぼちゃは少し寝かせることで、栄養価・美味しさが増すので、夏に収穫して、冬に食べるのが最適な野菜なんですね^^
運盛りとは?
昔の冬至では「ん」がつくものを食べると運を呼び込めることができ、縁起がいいとされています。「なんきん」もまさに「ん」が2つあって縁起がいいんですね。
「ん=運」が2つ重なる食材を食べて、運を上昇させようとすることを運盛りと言います。
運盛りは縁起かつぎだけでなく、栄養をつけて寒い冬を乗りきるための知恵でもあり、土用の丑の日に「う」のつくものを食べて夏を乗りきるのに似ています。
冬至七草
冬至の時に、かぼちゃ以外にも積極的に食べるもので、冬至の七草があります。
併せて覚えて置くと良いと思います。
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<冬至七草>
- なんきん(かぼちゃ)
- ぎんなん
- れんこん
- にんじん
- きんかん
- かんてん
- うんどん(うどん)
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うどんは無理矢理な感じがしますが、すべての食べ物に「ん」が2つあるんですね(^^)
これだけ「ん」がつく食べ物を食べたら、たくさんの運を呼び込めそうですね!!
まとめ
かぼちゃの漢字表記は、南瓜です。
「南瓜」は「なんきん」ともよびますよね。
かぼちゃという名前は、国の名前であるカンボジアに由来します。
当初は、「かぼちゃ瓜」とよばれていましたが、時が経つにつれて「瓜」が取れて「かぼちゃ」とよばれるようになりました。
中国から見た産地の方角で、瓜の名前を考えることもできます。南瓜も西瓜も、元々は中国語ということですね。
「なんきん」は「ん」がたくさんつくので、運盛りといって縁起がいいとされて、冬至によく食べられてきました。
自分で色々調べてみて、すごく勉強になりました!
みなさんも、これから美味しくなっていくかぼちゃ、冬至まで楽しんでくださいね(^ー^)
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