季節を問わず手に入り、料理に加えるだけで味わい深くなるのがきのこですよね。中でもしめじは、食感も楽しめるのが魅力です。私の家では、しめじは常備されてます(^ー^)
きのこは、野菜料理のレシピ本にも野菜の一つとして出て来るんですが、野菜なら普通は調理する前に水で洗いますよね?
私はしめじを洗っていたタイプだったんですが、先日、友達の家で料理をしているのを何気に見ていたら、友達はしめじを洗わずに使ってたんですよ。
「あれ?洗わないの?」って内心思いながら見ていたら、友達が気づいたみたいで「しめじは洗わなくていいんだよ」って言うんです。
「えっ?ホントかな?」って思って気になっていましたので、しめじを洗うか洗わないかを、しめじをよく知る生産者さんに聞いてみました。
すると、意外な回答が返ってきました!
しめじは洗う必要があるのか?
生産者の方の返答としては、しめじは洗わない方がいいということでした!驚くことに、洗う必要もないみたいです。
理由については後ほどお伝えしますが、私としては意外な回答でした!!私は、口に入れるものだし、やっぱり何があるか分からないから洗った方がいいかなと思って洗っていましたw
実際、私の周りの友達に聞いても大体の人が、しめじを洗ってから調理しているみたいでした。理由としては、洗った方が良いのか、洗わない方が良いのかハッキリ分からないから、とりあえず洗っておこうという話が多かったです。
では、生産者の方が教えて下さったしめじを洗わなくても良い理由を見ていきましょう^^
洗わなくても良い理由とは?
洗わなくても良い理由は複数ありますので、まずはお伝えしてから、理由を個別に見ていきましょう^^
- 美味しさの要となる香りや食感が失われる
- 洗った後の濡れた状態でしばらく置いておくと、劣化する
- 加熱処理して食べることを前提にしているので、衛生面での問題はない
- 屋内にあるクリーンな環境で栽培されている
- 栽培で使用する材料には、口に入ってしまっても害が無いものを使用している
- 農薬など人体に影響が出やすいものを使用せずに栽培している
香りと食感の喪失
傷んでブヨブヨになったしめじの不味さといったらないので、皆さん是非ご賞味あれ
— ひくつ (@hikutsu_chann) 2017年10月22日
しめじの美味しさは、香りと食感にあります。洗ってしまうことで、食感と香りが失われてしまうことから、生産者の方は洗うことをオススメしないようです。
しめじは、スポンジのように中に隙間や空間を含む構造をしているので、洗ってしまうことで水を含んでしまい、ぶよぶよになって、食感が悪くなります。
しめじの成分は水溶性なので、洗ってしまうことで、美味しさの成分が、水に流れ出てしまっているんです。洗うと、水を吸収すると同時に、風味や香りも流れ落ちてしまうので、洗わない方が良いんですね(^ー^)
※但し、石づきのところの汚れが気になる場合は、調理する直前に洗うのはOKだそうです。
劣化の原因
ぶなしめじについて
①実は半数以上の人がぶなしめじを洗って調理に使っている。
②生産者さんのおすすめはぶなしめじは洗わない。
③洗うと美味しさが半減してしまい、劣化が早くなってしまう。
なんだって( º_º )初めて知った pic.twitter.com/8PkJaNcYhP— ☆響☆涼一☆@Ai For You (@hibiki0718) 2016年8月2日
先程ご紹介した通り、しめじは洗っているうちに水を吸収していきます。
そのまま置いておくと、カビが生えやすくなったり傷みやすくなる原因になりますので、洗わない方が良いようです。
加熱処理を前提
ビン付きしめじのもぎ取り販売:栽培しているこの状態のままお店に持ち込んで、店頭で栽培ビンからしめじを収穫して販売します。
新鮮プリップリッです!
かといって、生食は絶対オススメしません。
加熱調理です。 pic.twitter.com/f7n9Wjubbs— 南信州きのこ部 (@kinokobu) 2013年5月31日
生産者の方の話では、しめじは加熱処理して食べることを前提にしています。生で食べると、体調が悪くなる場合もあるので、気を付けてください。
加熱するので、洗わなくても菌が発生することはありませんので、安心して食べてください^^
クリーンな環境で栽培
ローソンファーム
ぶなしめじ栽培場 pic.twitter.com/Y6C38GYzhn— 牛蔵君 (@ushizoukun) 2015年8月29日
スーパーなどで出回っているしめじは、湿度、温度などが徹底的に管理された屋内の無菌状態で栽培されています。ゴミなどの不純物が付着することはありませんから、洗わなくても良いのです。
安全な材料で栽培
ぶなしめじは、ほとんどが室内栽培。まず安全なきのこ。
出たら、米糠、ふすま経由。— SW83A (@SW83A) 2012年3月27日
スーパーなどで出回っているしめじの多くは、菌床栽培で作られています。おが屑に米ぬか、小麦のふすま(小麦の粒の表皮部分)を混ぜて作った培地に、菌を植え付けて栽培します。
万が一口に入ってしまっても、安全な材料を使っているので、洗わなくても良いのですね^^
無農薬・無添加を使用
こちらのInstagramをされている野菜屋さんも、無農薬をうたっています!
一部の生産者は、収穫できる量を増やすために薬剤を使用して栽培していますが、スーパーでよく出回っているしめじの生産業者さんなどは、無農薬、化学肥料無添加で栽培されているそうです。
安心、安全なしめじですから、洗わなくても良いのです!
しめじの下ごしらえのやり方
料理するには、なんといっても下ごしらえが要りますよね^^
こちらでは、簡単な下ごしらえの方法をご紹介します。しめじを買うと、必ず付いてくる石づきについても考えます。
下ごしらえの段階でしめじのカビが生えているなんてことがあります。これは食べても大丈夫なのか?と疑問に持つ方が多いようです。そんなときはコチラの記事が参考になります。
しめじの切り方
①包丁で、石付きの部分を切り落とします。しめじとの境目ぎりぎりのところで切り落とせばいいでしょう。
②しめじの石付きの方に親指をいれ、2つ~3つに割ってしまいます。この作業をしておくと、後の作業もやり易いです。
③2本~3本の小房や1本ずつにほぐします。料理によって、分ける本数を変えてください。
※しめじの石づきは、栽培する時に使われた原木に接していたところです。しめじと一緒に口にすると舌触りが悪いので、普通は食べません。
まとめ
しめじは洗う必要があるのか?
それに対して生産者さんは、しめじは洗わない方がいいとオススメされています。
生産者の方が考える洗わなくても良い理由は、6つあります!
- 洗うと、美味しさの要となる香りや食感が失われる
- 洗った後の濡れた状態でしばらく置いておくと、劣化する
- 加熱処理して食べることを前提にしているので、衛生面での問題はない
- 屋内にあるクリーンな環境で栽培されている
- 栽培で使用する材料には、口に入ってしまっても害が無いものを使用している
- 農薬など人体に影響が出やすいものを使用せずに栽培している
洗って食べたい方は、調理する直前にさっと流水で洗っておきます。よく水気を切るか、キッチンペーパーか布巾でやさしく水気を拭き取ると、美味しく仕上がります。
風味も香りも良いしめじ、安全な食材ですから、安心して食べられますね^^
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