【ちゃんちゃん焼きの由来】北海道民が考える有力な説はコレだ!

鮭が美味しい季節、秋の到来です!

と言いつつ、北海道では、実は年中美味しい鮭を食べられるので、秋だけに楽しんでいるわけではないのですが…。

それはさておき、鮭が美味しい季節には、鮭を使った郷土料理を楽しもう!

というわけで、今回は、北海道の郷土料理の一つ、「ちゃんちゃん焼き」の由来について調べてみました!

目次

ちゃんちゃん焼きの由来

「ちゃんちゃん焼き」なんて、聞きなれない人にとっては不思議な名前かもしれませんね。

私など、昔から身近なところで聞いているため何の違和感もなく、その由来を考えたこともありませんでした。

改めて調査してみると、どうやら4つ程、代表的な説があるようです。

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  1. お父ちゃんが作るから
  2. 素早く作れる料理だから
  3. 鮭を焼く時に鉄板が立てる音に由来
  4. 漁師言葉「シャンシャン」に由来

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それでは、1つずつ詳しく見てみましょう。

お父ちゃんが作るから

それを言うなら「お母ちゃん」も「ちゃん」では?と思ってしまいますね。

でも、この説のポイントはそこではなくて、要は、漁師さんがとれたての鮭を、浜辺で豪快に焼いて食べた「男の料理」というところなんですよね。

ちょっと古いですが、「子連れ狼」という歌に、「ちゃんの仕事は刺客ぞな」という歌詞があります。

この「ちゃん」は「父親」を意味する江戸時代からの庶民の俗語なのです。

というわけで、「ちゃんちゃん焼き」の「ちゃん」も、お父「ちゃん」に由来するわけではなく、単純に「父親」の意味の「ちゃん」から来ているのでは?とも思います。

それなら、この説も説得力があると思います。

素早く作れる料理なので

北海道では「素早く」という言葉を「ちゃっちゃと」と表現します。

もしかすると「素早く」をこのように表現するのは、北海道だけではないかも知れませんね。

ちゃんちゃん焼きの調理方法を考えると、この説はなかなか説得力があります。

確かに、あまり手の込んだ料理ではないですし、言い方は悪いですが、野菜が中途半端に余っている時に、まとめて処理するのに非常に便利(しかも美味しい)なレシピなのです。

鮭を焼く時に鉄板が立てる音に由来

この説は、道民の私でもよくわかりません。(^_^;

ちゃんちゃん焼きはフライパンやホットプレートで作るのですが、聞こえる音といえば「シュー」とか「ジュ―」なので、「ちゃんちゃん」には結びつかないですね。

料理が生まれた頃の調理器具では、そのような音を立てていたのかもしれません。

漁師言葉「シャンシャン」に由来

漁師たちが仕事を急かすときに「シャンシャンやれ」という言葉を使っており、これが「ちゃんちゃん」に変化したという説です。

「②素早く作れる料理なので」に通じるものがありますね。

これも、なかなか説得力のある説です。

というわけで、幾つか有力な説をご紹介しましたが、公式には「ちゃんちゃん焼きという名称の由来は不明」ということになっているようです。

個人的には、①と②が有力な気がしますが、皆さんはどう思いますか?

ちゃんちゃん焼きの作り方

では、折角なので、ちゃんちゃん焼きの作り方を見てみましょう。

 

<材料(約3人前)>

【味噌タレ材料(濃さはお好みで調節)】

  • 味噌 大さじ3
  • 砂糖 大さじ1
  • みりん 大さじ1
  • すりおろしにんにく 少々

【ちゃんちゃん焼き具材】

  • 鮭の切り身 3切れ
  • お好みの野菜(キャベツ、玉ねぎ、にんじん、しめじ、ピーマン、長ネギ) 適量
  • バター 適量

<作り方>

  1. 味噌たれ材料を混ぜ合わせる。
  2. 野菜は少し大きめに、食べやすい大きさにカット。
  3. ホットプレートを加熱、バターを敷く。
  4. 鮭の切り身を身の方から焼く。しめじにも焼き色をつける。
  5. 鮭切り身に塩胡椒をふり、ひっくり返す。皮の方にも焼き色を付ける。
  6. 鮭としめじを一度取り出す。
  7. ホットプレートに、カットした野菜を固いものから順に並べる。
  8. その上にキャベツを載せ、料理酒を適量振りかける。ふたをして中火で3~5分蒸し焼きにする。
  9. ふたを取り、野菜を混ぜ合わせる。煮汁をたれに加えて、たれを少し緩める。
  10. 野菜の上に鮭としめじを彩りよく並べる。ふたをして強火で1分蒸し焼きにする。
  11. 焼きあがったら、味噌たれをかけ、刻みネギを散らして完成。

動画の試食タイムでも紹介されていますが、ここにうどんを追加して焼うどんにしても美味しいです。

焼きあがったものをホカホカご飯に乗せて、丼ものにするのもグッドです!

ちゃんちゃん焼きは、かなり融通が利くと言いますか、各自好きなようにアレンジ可能な料理なので、いろいろ試してみてくださいね。

まとめ

今回は、「ちゃんちゃん焼きの由来」について調べてみました。

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  1. お父ちゃんが作るから
  2. 素早く作れる料理だから
  3. 鮭を焼く時に鉄板が立てる音に由来
  4. 漁師言葉「シャンシャン」に由来

…どれが正しいのかは公式にも分かっていない。

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でした! あわせて、ちゃんちゃん焼きの作り方もご紹介しました。

作り方紹介動画で、さりげなく「子どもにも…」という声が入っていましたが、実際その通りで、特に、野菜を喜んで食べてくれないお子さんを上手くだまして(?)、野菜をたっぷりとらせるには、この料理はかなり有能と思います。

動画で紹介されたもの以外でも、野菜はほぼ何でも放り込める上に、蒸し焼きにするのでとても柔らかく、食べやすくなるのです。

味噌だれという味付けが、少々お子様には厳しいかもしれませんが、その場合はいくらでもアレンジの余地ありです。

いろいろ工夫して是非食べてみて下さい!

ちゃんちゃん焼きの由来アイキャッチ

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