[st-kaiwa1] 圧力鍋のパッキンに寿命があるって知ってました?[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa4] えっそうなの?ずっと使えるんじゃないの?[/st-kaiwa4]
圧力鍋は、強力な圧力を使うことで、短い時間で美味しく、しかも、幅広いメニューに対応できる優れものの調理器具です。
その強力な圧力を可能にしている立役者が「パッキン」
地味でありながら、その実、圧力鍋の優秀さのカギを握るラスボス的な存在なのです。
そのパッキン、使いこんで劣化が激しくなると、圧力鍋は、本来の役割を果たせなくなってしまいます。
それどころか、あまりひどい状態で放置しておくと、思わぬ事故にもつながりかねません。
今回は、圧力鍋のパッキンの寿命について調べてみました。
圧力鍋のパッキンの寿命
まずは、圧力鍋のメジャーなメーカーで、パッキンの寿命として、何年程度を目安としているのか、一覧で見てみよう。
■各メーカーの圧力鍋のパッキン寿命目安表
メーカー名 | パッキンの寿命 |
---|---|
ティファール | 1年に1度 |
アサヒ軽金属 | 1~2年程度 |
WMF | 1年毎に早めに |
平和 | 1年程度 |
タッパーウェア | 2~3年ごと |
フィスラー | 1年~2年ごと |
ルミナス(ドウシシャ) | 1年 |
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こうしてみてみると、1年というところが多いね。
長くても2~3年といったところなんだね。[/st-kaiwa4]
[st-kaiwa1] ただ、注目すべき点は、パッキンの寿命は、あくまでも「目安」とされている点です。
これは、圧力鍋の使用頻度などによって、パッキンの寿命が変わってくるんだよ。
1つメーカーの例を紹介するね。
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WMFとタッパーウェアの場合
参考までに、WMFでは、パッキンの交換時期について、このように説明しています。
長期間使用すると、ゴムパッキンは弾力がなくなり、密閉力が弱くなります。1年毎に早めに交換して頂く事をおすすめしております。
但し、玄米の炊飯のように加圧時間が長い調理を頻度多くされる場合は消耗時期が早まりますので半年程度で交換が必要となることがあります。
また、安全装置の役割がございますので使用頻度が少ない場合でも2年から3年での交換をおすすめいたします。ー<WMF よくあるご質問>
つまり、WMFでは、パッキンの交換のタイミングを、以下のように設定しています。
- 基本は1年に1度の交換
- パッキンを消耗する調理の頻度が高ければ、半年程度で交換
- 使用頻度が少なくても、2~3年で交換
これは、他のメーカーのパッキンに関しても共通して当てはまる目安だと思います。
ところが、使用頻度に関わりなく、一定の期間で必ず交換することを求めるメーカーもあります。
例えばタッパーウェアでは…
特にゴムパッキンは使用頻度に関わらず、2~3年ごとに必ず交換し、消耗したらそのつど交換して下さい。ー<タッパ―ウェア 圧力鍋を使用するにあたってのご注意>
とありました。
このように、パッキンの寿命と交換時期については、メーカーごとに多少見解が異なります。
自分で使っている圧力鍋のパッキン交換時期に関しては、マニュアルやメーカーのサイトなどで必ず確認するようにして下さいね。
パッキンが寿命だと判断するポイント
[st-kaiwa4] 使っているパッキンがそろそろ交換時期だということは、どうしたら分かるの?[/st-kaiwa4]
[st-kaiwa1] パッキン劣化のサインは2つあるよ。[/st-kaiwa1]
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- 圧力鍋の性能が落ちてきた。
- パッキンの色や形、硬さが変化してきた。
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一つずつ、詳細をチェックしてみましょう。
圧力鍋の性能が落ちてきた
[st-kaiwa1] パッキンが劣化すると、圧力鍋の圧調節がうまく行かなくなり、以下のような症状が出てきます。[/st-kaiwa1]
- 圧力がかかりにくい
- 一度上げた圧力が、すぐに下がってしまう
- 蒸気漏れ・水滴漏れ
- 調理時間を変えていないのに、料理の出来が悪い
これは、パッキンが劣化して密閉性が悪くなり、圧力鍋内部の圧を十分に維持することが出来なくなったためです。
パッキンの色や形、硬さが変化してきた
[st-kaiwa1] 寿命を迎えたパッキンは、見た目や触った感じも、新品の時とは大きく異なります。[/st-kaiwa1]
例えば…
- 茶色っぽく変色している。
- 硬くなり、フタから外しても丸い形をキープしている。
②のポイントについていえば、新品のパッキンは柔らかいので、フタから外すと下に垂れ下がります。
垂れ下がらなくなったら、かなり硬くなってしまっている証拠です。
パッキンが硬くなるとフタとのフィット感が悪くなり、蒸気漏れが発生します。
それが原因で火傷をする危険性もあります。
購入から何年後かに関わらず、パッキンの色や形、硬さが変わってきたら、速やかにパッキンを交換するようにしましょう。
①よりも②の方で、分かりやすいサインかもしれませんね。
パッキンのお手入れ方法
[st-kaiwa1] パッキンの寿命を少しでも長くするためには、日頃のお手入れが大切です。[/st-kaiwa1]
お手入れの基本は、「しっかり洗浄」「適切に保管」することにつきます。
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<パッキンのお手入れ方法>
- パッキンをフタから外して洗う。
- パッキンを洗う時に、重曹と熱湯、或いは、米のとぎ汁や酢水で洗う。
- 洗浄後は、きちんと水気を取り、フタから外した状態のまま保管する。
- 保管場所には、直射日光が当たらない場所を選ぶ。
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詳しくは、「圧力鍋の匂いを取る方法」でご確認下さい。
まとめ
[st-kaiwa1] 今回は、圧力鍋のパッキンの寿命について調べてみました。[/st-kaiwa1]
[st-midasibox-intitle title=”まとめ” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]
- パッキンの寿命は、1~3年の間を目安として設定しているメーカーが多い。
- パッキンの寿命は、使用頻度等により、長くなる場合も短くなる場合もある。
- 自分が使っている圧力鍋のパッキン寿命を、メーカーのサイトなどで確認する。
- 劣化したパッキンは、すぐに交換する。
- 圧力鍋の性能が落ちる、パッキンの色や形、硬さが変化したら交換のタイミング。
[/st-midasibox-intitle]
パッキンの交換、調べてみると、何十年も交換していないというツワモノも大勢いらっしゃるようです。
正常に機能するパッキンあっての圧力鍋ですので、日頃から、パッキンの状態には、注意を払うようにしたいですね。
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